研究ノート Trovatoreさんからの質問への回答 軽水炉燃料を再処理して抽出した原子炉級プルトニウムで原爆が製造できるか否かなる質問は、あまりにも漠然としており、答えようがなく、いまでも、できるともできないとも答えられ、条件を絞らなければ、論点が多すぎ、もし、「ICBMに搭載できる実戦配備可能な性能を有する核的取り扱いが簡単で安全な物ができるか否か」なる質問ならば、できないと答え、その条件を外せば、一般論として、できると答えますが、日本の管理法では、できません

2023年4月8日 12:29
Trovatoreさんからの質問
『日本の科学者』という雑誌に掲載された、岡本良治という人物の記事では、原子炉級プルトニウムでも核兵器はできるという主張をしていますが、以下の記事に対する桜井先生の見解はいかがなものなのでしょうか。日本に再処理をさせないための党派性を帯びたインチキなのでしょうか。鈴木達治郎というひとや岡芳明というひとも同じようなことをいっていますが。記事は、単に式をこね回しているだけで、そもそも、原子炉級プルトニウムで実験に成功した例はあるのでしょうか。桜井先生によるとアメリシウムという物質による発熱の問題があるそうですが、記事中では全然触れていません。
https://jsa.gr.jp/04pub/2021/JJS202101okamoto.pdf

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