はじめに

私は、いつものように、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、分かり切ったことですが、意思疎通のため、さらに、癖を知り尽くすため、『週刊ダイヤモンド』2023.12.2日号の記事「カリスマなき創価学会の試練」の読後でも、改めて、そらぞらしくも、「創価学会は宗教法人ですか」「創価学会はどこかの宗派と喧嘩しましたがどこですか」「日蓮正宗とは何ですか」「日蓮正宗と創価学会や顕正会の違いを教えてください」「勤行要典とは何ですか」「創価学会は仏教宗派ではないのですか」と質問。

回答

順次。

はい、創価学会は宗教法人です。創価学会は1930年に創価教育学会として創立され、1952年に宗教法人の資格を取得しました。現在、創価学会は日本国内に公称827万世帯の会員を擁しています。また、創価学会の本部は東京都新宿区信濃町に位置しています。創価学会の目的は、日蓮大聖人の仏法の本義に基づき、弘教および儀式行事を行ない、会員の信心の深化、確立をはかることにより、各人が人間革命を成就するとともに、日蓮大聖人の仏法を世界に広宣流布し、もってそれを基調とする世界平和の実現および人類文化の向上に貢献することです。

創価学会はかつて日蓮正宗の信徒団体の一つでしたが、平成3年（1991年）11月に日蓮正宗から破門されました。これは、創価学会が日蓮正宗の信仰から逸脱し、度々の訓誡にも反抗して宗門を攻撃したためです。この破門により、創価学会は日蓮正宗と全く関係のない団体となりました。なお、創価学会は現在、独立した宗教団体として活動しています。このような経緯から、創価学会と日蓮正宗との間には一時的な対立が存在しました。しかし、現在では両者は別々の道を歩んでいます。
日蓮正宗は、宗祖日蓮を末法の本仏、三大秘法を宗旨とし、日本の静岡県富士宮市の大石寺を総本山とした富士門流に位置づけられる仏教の宗派です。講員数は約86万人です。日蓮大聖人の仏法を正しく受け継ぎ、その信仰を実践しているのが日蓮正宗です。なお、日蓮正宗は、富士大石寺を中心とする宗派であり、身延山久遠寺を中心とする日蓮宗や、創価学会や顕正会などの日蓮正宗系新宗教とは全く別の系統です。

日蓮正宗、創価学会、顕正会は、いずれも日蓮の教えを基盤にした宗教団体ですが、それぞれに違いがあります。
・日蓮正宗は、日蓮の直系を受け継ぐ宗教団体で、法華経をそのまま実践することを重要視しています。日蓮正宗は、日蓮が初めて「南無妙法蓮華経」と唱えた平成元年とされています。日蓮正宗では、この「南無妙法蓮華経」と唱えることによって、自分自身を救済するだけでなく、他の人々や社会全体をも救済することができると考えられています。
・一方、創価学会は、日蓮正宗の一派であったが、現在は日蓮正宗と全く関係の無い団体となりました。創価学会は仏法に基づいた人間革命を目指す団体で、池田会長を中心とした活動が特徴です。創価学会では、人間革命を通じて個人の幸せを追求し、教育や社会活動を行うことで、世界平和を実現しようというポリシーを掲げています。
・顕正会は、日蓮正宗の末寺の信徒の集まりでしたが、中心者が、教えを独自に解釈し『国立戒壇』を建てなければならないと声高に主張し、過激な行動を取るようになったため、日蓮正宗信徒として認められない旨を宣告されました。
以上のように、日蓮正宗、創価学会、顕正会は、それぞれ独自の特徴や関係性を持ちつつ、日蓮の教えを根幹にした信仰活動を行っています。それぞれの団体が持つ特徴を理解することで、より深い理解が得られるでしょう。

「勤行要典」は、創価学会が制定した勤行と御祈念文の内容についてのガイドラインです。ここでは、「勤行」の方式と、「御祈念文」の内容が詳細に解説されています。
勤行は、自身に具わる仏の生命を開いていくための実践であり、その目的は、苦難や困難に打ち勝つ強い自己を築くことにあります。創価学会員は、朝と晩に、御本尊に向かい、法華経の方便品と寿量品を読み、「南無妙法蓮華経」と題目を唱える「勤行（ごんぎょう）」を行います。
「勤行要典」は、この勤行の方式と御祈念文の内容を具体的に示しています。具体的な勤行の流れや、御祈念文の内容などが詳細に記載されています。これにより、新入会員でも15分程度で1回の勤行を終わらせることができるようになりました。これは、創価学会の教義の理解を深め、信者が日々の生活の中で仏教の教えを実践するための重要なガイドラインとなっています。

創価学会は、日蓮大聖人の仏法を信奉する法華経系の在家仏教団体とされています。日蓮大聖人は鎌倉時代の仏教の僧で、日本仏教の宗派の1つである「日蓮宗」の宗祖です。しかし、創価学会は日蓮正宗から「教義の逸脱」などを理由に破門され、現在は日蓮正宗とは全く関係のない団体となっています。したがって、創価学会は一般的な仏教宗派とは異なる位置付けにあります。それぞれの宗派や団体は、その教えや目的、そしてそれがどの程度仏教の目的にかなっているかなども考慮する必要があります。また、これらの数字はあくまで参考であり、個々の信仰心や実践によって救いを感じる人が存在します。

感想

AIの回答は簡潔・的確。
私の「比較宗教学」からすれば、もちろん、主観に基づきますが、創価学会は、紆余曲折を経て、成長期(1950年以降、会員3000世帯からスタート)から停滞期(70年以降、755万世帯)に入りましたが、途中、日蓮宗との関係が曖昧になり、伝統的宗教法人ではなく、もどき宗教法人であり、つい最近、池田大作を仏とする「人間革命経」を唱える池田宗派になりました。
客観的に言えば、会員は、日蓮正宗宗門との関係を完全に断ち切り、教本「勤行要典」の厳守、朝と晩に、「法華経」を読む。
私のような宗教研究者であり曹洞宗雲水から見れば、創価学会は、理解しがたい法人であり、日蓮宗から離れているものの、法華経を聖典とし(法華経は、日蓮宗の聖典ではあるものの、天台宗も聖典としているため、創価学会が法華経を聖典としても矛盾しない)、組織的制約と束縛が多く、本当に自由な人間革命に到達できているのか疑問です。