息子のキヨ(今日で2歳9ケ月)は家ではよく喋る。

昨日はずっとお気に入りのパトカーのトミカで遊びながら「パトカーは『そこのくるま、止まれー!』なの?」と何度も聞いてきた。まぁ、間違っていないこともないので「そうだよ」と無責任に答えると、矢継ぎ早に「じゃあ、救急車は『道をあけてくださーい』なの?」「消防車は?消防車はなんていうの?」と、とにかく一度口を開くと止まらない。保育園では全く喋らず、いつも孤独を決め込んで部屋の隅で一人カーズのおもちゃで黙々と遊んでいるのが嘘のようだ(父は少し心配している)。

そんなキヨの最近のお気に入りのフレーズは「おっぱい怒ってるねえ〜」だ。風呂上がりのお母さんの胸をTシャツの上からモミモミしながら、実にいやらしい顔つきで、実にいやらしく語尾を上げならささやくのだ。

普通の2歳児が表現するおっぱいとは「おっきい」「やわらかい」「ボインボイン」程度だと思うのだが、キヨは「怒ってる」と表現するのだ。何がどうやったらおっぱいが怒ってることになるのか? そのあたりはキヨにしから分からないが、こんな表現ができるのは父が知る限り「全裸監督」の村西とおるとキヨくらいだ。

時折披露してくれる、キヨの言葉選びのセンス。父はそのセンスに少し嫉妬している。


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