新型イージス艦で守るのは日本ではなく、安倍晋三の手下の清和会のメンツ


ミサイル迎撃能力最大級に 発射装置3割増、新型イージス 三菱重工、JMUと設計契約・防衛省
https://news.yahoo.co.jp/articles/87fa3c0a70d3875dedc05d330a6c9a1c7333f691

>VLSは計128発分の発射能力を備え、既存イージス艦の3割以上増える。

>探知レーダーやVLSは、秋田、山口両県への配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」用に取得したものを転用するが、VLSはそれだけでは足りないため、追加調達する。

>防衛省は2027年度に1番艦、28年度に2番艦を就役させる。今年度は設計費や、対潜水艦戦システムなどの装備品調達費として計2208億円の予算を計上。今後さらに建造費がかかる。 

結局、第二次安倍政権で、NSCの高橋元防衛事務次官らが言い出した、アショアの与太話を官邸と、それに忖度する一部の内局官僚が「国防軍」を蚊帳の外において推し進めた、ナチスと同様の胡乱な計画でした。

以前から申し上げておりますが、電波法ではイージスレーダーは50海里外洋に出ないと使用できません。使うならば電波法違反です。にもかからず、何も決まらないうちにお手つきで、SPY7を買ってしまった。電波法も改定せず、地元の理解も得られずに、無様に配備中止になってしまった。何か関係各位の税金チューチューであったのではないかと疑われて然るべき案件です。

で、見切り千両でキャンセルすればよかったんです。ところが安倍元首相も肝いり、「強いぞ日本」という幻影を維持するため、あるいは安倍晋三とその派閥である清和会のメンツのために、海自のイージス艦として押し付けた。

海自は今後米海軍同様にSPY7を使ったイージス艦を採用するでしょう。であれば、ニ系列のイージス艦が存在することになる。そしてSPY6イージス艦は定期的に米海軍がアップデートするからそれに乗っかってアップデートすればいいので気楽です。
対してSPY7のイージス艦は全部我が国でアップデートの開発費を、たったニ隻のために持たないといけない。

しかもイージス艦としてのシステムも大概怪しい。イージス艦は単にSPY6とミサイルを搭載しているだけの艦ではありません。その他のレーダーやソナー、サブシステムも含めた戦闘艦として体系的に組み立てられたシステムです。
ですから海自のこれまでのイージス艦ではソナーも米国製を採用しています。日本製のソナーは性能が低く、イージス艦を「護衛」する「汎用護衛艦」は実は、潜水艦からも逆にイージス艦から守られているのが実態です。

そしてソフトウェアと実戦経験の劣る我が国が、同様のイージス戦闘システムを開発できるのでしょうか。できたとしてもたったニ隻のために多額の開発費を掛けて、費用対効果はどうなるのでしょうか。

また人員もローテーションも問題です。
VLSは計128発、既存イージス艦の3割以上増というのも中途半端です。
以前も書きましたが、2倍以上にすれば1隻でニ隻分の火力を得られます。レーダーなどは1セットですから費用対効果も高い。クルーも対して増やす必要はない。それでニ隻分のクルーを用意してクルー制を導入すべきです。そうすれば洋上勤務も楽になって中途退職する隊員も減るでしょう。
無論1隻でニ箇所に配備することは叶いませんが、防衛費の有効利用、クルーの確保を考えればこの方が合理的だと思います。

アショアの代案「イージス重巡」
https://japan-indepth.jp/?p=58316

新型イージス艦で唯一の慰めは、ソナーにアレなNECのものはなく米国製を採用することぐらいです。


軍事において政治というファクターを排除することはできないし、軍事的合理性よりも政治あるいは外交的な合理性を政府が重視することは多々あります。それは文民統制では当然のことです。

ですが、日本人を騙して巻き上げた巨額の資金を北朝鮮に還流して、北の核&弾道弾開発に寄与してきたコリアンカルトの走狗、汚い売国の犬ころとその手先のメンツを保つために軍事的整合性を無視して、多額の税金を浪費して自衛隊を弱体化させるのは政治の優先とは言えません。

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