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■本日の市ヶ谷の噂スペシャル ■ 内倉空幕長の将たる器


■本日の市ヶ谷の噂 ■
木曜日は統幕長、陸幕長、空幕長の定例会見日。それぞれが14:30、15:00、15:30となっているが年度末の28日は吉田圭秀統幕長の会見のみが行われた。
これは内倉浩昭空幕長が、ニュースになったパワハラ魔王こと補給本部長、阿部睦晴空将の懲戒処分公表の日に会見で記者に詰め寄られ、その次の会見日である28日は、阿部空将が「円満退職」する日でもあるので、またも記者に詰め寄られ追求されるのを嫌ったためか、早々に会見をやらないと決めた。
ただ空幕長だけが会見を取りやめると露骨なので、夕方行われる退官将官の行事を理由として、森下泰臣陸幕長にも一緒に会見をやめようと持ちかけた。これを知った吉田統幕長は激怒、との噂。

阿部空将はパワハラの常習犯であり、本来停職4日という軽微な処分で済まないレベルのパワハラを繰り返してきた。このため前幕僚長は自分の目の届く幕僚副長につけて、指導するときは、阿部空将が部下と二人であわせないようにしていた。いわば狂犬に首輪をはめていた杭に感じだったが、その後は補給本部という目の届かない部署の「王」に据えてために、またまたパワハラ案件が続発した。

だが空幕長は先の会見で阿部空将に暴力や暴言の事実はなく、休職や精神疾患を負った隊員もいないことから、停職相当と判断したと主張したが、そのようなパワハラの事実がなければなぜ処分したのか。
これを大本営発表のホラ話だという空自関係者は多数おり、内倉空幕長は組織としての信賞必罰による規律よりも「輪を尊び」「仲良きことは美しき哉」の精神で身内をかばった、もしくは、過去のことを追求されるのが嫌で自己保身に走った対応との噂。

阿部空将は前にもパワハラで処分を受けているようだが、なぜこんな軽処分となったのか。
陸自や海自と比べても甘い処分と言わざるを得ない。これではリクルート活動にも大きな影響を与えるだろう。偉い人が延々とパワハラを繰り返しても処罰されることもなく、堂々と部下をいじめる組織に入ろうという若者はいないだろう。いても一将成って万骨枯れる組織にはいるなと、親が止めるだろう。
市ヶ谷では内倉空幕長は次期統幕長本命の声も高いが、如何なものかと疑問を挟む声もでている、との噂。


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651


月刊軍事研究4月号に陸自の18式防弾ベストに関する記事を寄稿しました。


軍事研究 2024年 04 月号 [雑誌]

Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695

次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667

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