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舞台裏のはなし

ヒーローは遅れてやってくる

知っとりますがな
うひひ

本日(7月16日)で終わりを迎えるぼくのクラウドファンディング

出版 × クラウドファンディング

という現代にアレンジされた新しい出版の形を模索する全く新しい出版社 Exodus による試み

1000冊の支援を事前に受けることができた人間のみ出版できる

そのためにはまだ世に出ていない本を1000冊、自力で販売する必要がある

それも本の値段は2500円に統一されていて、それは普通のビジネス書の倍近い価格である

この企画が立ち上がった当初

すでにnoteのフォロワーが1万人を超えていたぼくは「もともとnoteで書いて販売しようとしていたコンテンツを書籍(紙ベース)で出版した方が面白そうだ」ということで気軽な気持ちで応募した

新しい波には乗っておくというタイプの人間です

2次選考を抜けて最終選考に残ったのは10名

この10名がそれぞれクラウドファンディングを行い、先の1000冊を達成したものだけが出版できることになる

まあ、余裕でしょ

最初はそう思っていた

その数倍以上の書籍の販売実績もあるし、noteのPVも数百万ある

そして何よりもコンテンツ作りには自信があった

単なる本ではなくてオンラインとオフラインを掛け合わせた本

これは面白いことができる、話題にもなるだろう

余裕でしょ、1000冊くらい

さて、クラウドファンディングが始まった

初速は非常に早く、3日目にはあっという間に500冊を達成した

ツイッターでも多くのフォロワーを抱える友人や知人たちが応援してくれて(実際に支援もいただき)、中には200冊という大口支援をしてくれいる人もいた

ぼくは今回のクラウドファンディングに関して決めていたことがあり、これは勝手なこだわりなんだけれども、それは「営業をしない」ということである

数百冊規模で事前購入してくれる仲間たちや企業は想像するだけで周りに何社もあるが、
今回は一切営業せず、営業しないどころかこのクラウドファンディング自体を告知もせず、SNSだけで戦ってみよう

そう決めていた

それは今後オンライン×オフラインコンテンツを作っていく上で、自分自身の経験になると思っていたからだし、結構簡単にイケるだろうと楽観視していたのもある

しかし、支援は700冊を超えたところでぱたっと止まった

これは想定外だった

こんなにも本の出版前事前販売が難しいのか

著者云々、テーマ云々はあれどこんなに早く失速するのかと

amazon予約で数万部を売り切る幻冬舎箕輪さんの化け物ぶりがよくわかった

やはり第一戦のプロフェッショナルは違う


結果として今回のチャレンジを通して何がどう違うのかも、分かった

そういう意味では大変勉強になったわけです

さて
そんな状況の中
クラウドファンディング終了期限は刻一刻と迫っていく

「これは難しいかもしれないな」という弱気がよぎったのが締め切りまで残り1週間

今回はかなり面白い本を世に出せる自信がある
超多方面の成功者や遊び人の振る舞いを見ているぼくくらいしか書けない内容なので、それはそれで良いと

支援数が届かず、出版できないならできないで、心に留めて少ししたらnoteにまとめたり講演会用に録音したりなんとでも使えると

(少しの言い訳を含めて)そう考えていた

つまり、ほぼ匙を投げかけていたわけだ

しかし、ご支援いただいている方のため、また後ろで動いていてくれているエクソダスのスタッフのためにもこれはいかんと、もう一度奮起したタイミングで田端さんと会った

ぼくが運営するアソビカタSalonと田端大学との初の合同イベント

お台場で行われたBBQでのことだ




異なる2つのコミュニティの交流は非常に盛り上がり、最高の食材(のぶさんの山西牧場から豚肉が)での楽しいBBQとなったのだが、ぼくはその後お礼とともに田端さんにご連絡をした

「今日はありがとうございました
(しごとで)途中で抜けてすみません
それと、あと少しでアソビ人のススメのクラウドファンディングが終わります
ギリギリの戦いです
なにとぞよろしくお願いします」

という内容だったかと思う

そこで田端さんの口から出たのが冒頭のセリフだ

「しっとりますがな。うひひ」


予想外の苦戦も葛藤も見抜かれていた

これは、恥ずかしい
なんだこの人はwww

そんな感情が巻き上がった

これは一本取られたぞ


田端さんは、ぼくの戦略も(拡散力を含めた)デジタルマーケティングの能力もほぼ把握していた

そして
今回の1000冊営業なしでの販売がいかに難しいか、先にクラウドファンディング期間が終わった田端大学の清原くんの奔走を見ていてよく分かっていた


分かっていた上で支援せずに、虎視眈々とその時を待っていたわけだ

そう

ドミノが綺麗に並んで
自分がちょんと押すだけでバババーッと倒れるこの瞬間を

のちに田端さんはそれを

「バタフライ エフェクト」ならぬ
タバタフライ エフェクト

と表現している


蝶々の羽を動かす振動が起こす力学的な変化の話だ

**バタフライどころかモスラである **

田端さんの支援をキッカケに別の力学が働き、もう一度大波がやってきた

いやらしいことに
彼はあとちょっとで届かないくらいの(金額もめっちゃ多いです、すんません)ギリギリの支援をしてくれた


2週間ほど動かなかった支援数は3連休中日のTLもということもありあれよあれよとわずか1日で300冊を超えた

未だに留まることがなく、支援数は伸び続けている

この辺のタイミングもしっかりと計算した上で100冊支援するタイミング、そのメリット、使い方、そしてぼくへの恩の売り方(いい意味でw)という一手を打ってきたのだ

恐ろしい男だ、、和豚マフィア

ヒーローはいつの時代も遅れてやってくる
ギリギリのギリギリでやってくる

スーパースターのYAZAWAは10分前のギリギリにライブ会場に到着するのだ
(これは褒め過ぎている、たしかに)

今回は大変勉強になりました
ぼくはデジタルマーケティングやSNSの世界では歩兵だなと実感した
まだまだ歩兵、成金にも程遠い

しかしまあ動いたことで学び、勝負したことで成長した

人生は一生勉強です

ご支援いただいた皆様

なけなしのお金を支援金に回してくれた方

スポンサーやパーティープランを期待して支援してくれた方

大変感謝しています

ラスト1日
もう一度ビッグウェーブを巻き起こしますよ

そして
冊数限定の超遊んだビジネス書
実用、応用力の高い
イケてるビジネス書を作ります

遊びの教科書

買わないで損したと思ってもらえるようにね

まだ間に合うぞ!

ご支援はこちらから
(2019年7月16日23:59まで)
アソビ人のススメ

ご支援お待ちしてますでー、うひひ。

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