はわわ現象

好きすぎて愛しすぎて尊すぎて星がチカチカ心臓バクバク意識は煙、もう「はわわ」としか形容できない状態に陥ることがある。それを「はわわ現象」と名付けた。いや、30年生きてやっと言葉にできるようになった、というほうが正確かもしれない。

最初は、小学校低学年で初めて買ってもらった『なかよし』。ドキドキしすぎて帰りの車でページの端をチラリとめくっては閉じるちょっとめくっては閉じる、を繰り返した記憶がある。

それから小学校5年生で観た「CATS」。マジックを披露する黒猫ミストフェリーズがポンポン白煙を繰り出しながら、金に赤に青に照明が交錯する舞台を歌い跳ね回る様子はまるで宝箱。涙が出るほど愛しくて永遠に続けと終わるな終わるなと手を握りしめてた。

あとは中学で読んだ江國香の『冷静と情熱のあいだ』で、主人公あおいが恋人を評して言う「マーヴはいつもフェア」という言葉(確か)。そのフェアさに主人公は絶望をみてる気がして大人の複雑さに胸がザワザワして駆け出したくなった。

ほかにもザグレブの花市場や辻邦生の文章、前田青邨や平山郁夫の絵画などなど。たくさんたくさんあるけれど、十分に熟成期間を置かないと、はわはわしすぎてもうどこから手を付けていいのかわからない。

なんだか怪しい人のようだけど、やりたいことははわわ現象を少しずつ言葉にしていくこと。見たり聞いたり読んだりしたものが、なんの琴線を打ち鳴らしてはわわ現象を引き起こしているのか、知りたい。そんなわけで、これから少しずつ向き合っていけたらなと思う。

ちなみに口にしたものでは、数年前久々に吸ったKENT。細胞一つ一つが煙で満たされて、とろけるような天にも登る心地。はわ…ってなりかけふと、いやこれだめなやつやんって踏み消した。タバコに危うく騙されそうになった。

自分でも何基準なのかわからない「はわわ現象」。少しずつ解明していきたい。

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JoeMineko

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