無題9

暗い根っこは暗いまま。←暗いよ(´・ω・`)

 当時も鬱とか呼ばれはしたけれど、今のように心療内科という科はなく、ほとんどが精神科という扱いだった。それも、心の病というのではなく、親の世代にとっては「キ○ガイ病院」という今では放送禁止用語に相当する不名誉な病院に連れて行かねばならず、おかしくなっているとは認識していても病院に連れて行こうとも思わなかったようだ。
 とにかく、生きているのが煩わしく、なんで息しているんだろう、めんどくさい、とぼんやり思っていた。朝、目が覚めるとがっかりした。
 あ、まだ生きてた、と。
 ストレスだったんだろう蕁麻疹もひどくて、二年、もしかしたらそれ以上の期間、毎日常時、どこかしらが赤く腫れて、ピンク柄のホルスタインのようだった。掻いて朝には指が血塗れだった。

 ぎりぎりのところで「仕事辞めます」と言えたので、なんとか浮上できたし、辞めたら笑っちゃうほどすぐに蕁麻疹も消えた。
 ただ、その時に痒くて我慢出来なくてオーバードーズした薬が、治療止めた頃に、いくつも死亡例があって製造禁止になるような代物だと知り、そのせいか鎮痛剤でアナフィラキシーみたいになって、三十年近く経っても痛み止めが怖くて飲めない。

 で、今は心の風邪とか言われるし、心療内科は特殊なところではなくなってきて、当時そんな風潮なら、拗らせないで済んだんだろうなとか、残念な気持ちにもなるんだけど。
 問題は、そうなる因子はなくならないモノなんだろうかというところ。
 またぞろどんどこ暗くなっていくのである。困ったもんなのである。
 すごく気分が良くて、ひゃっほ~いな時と、全て消して捨ててなくしてしまいたくなる時と、極端から極端なのである。
 ぽいぽいすると後で我に返った自分がいちばん焦るのはわかっていて、ぎりぎり踏みとどまれるんだけど、気分があっちこっちしてしまうのがどうにもこうにも。最近は、愚痴を書き込むのすら頭が回らなくて無理だったりで、今、こうして書いているのもある意味リハビリだったりする。
 なんなんだろうなぁ、更年期とかもあるのかなぁ、自分が困ったちゃんだなぁ。

 もうちょいちゃんと時系列で書けるのなら、順を追って体験談っぽくできるんだろうけど、これまた記憶が曖昧なところも多く、ネタにもなんない。
 ブログとかでもそうなんだけど、書いても、次に開いたら、前に書いたの一年以上前だった~なんてザラなのだ。こんなところも自己嫌悪で、近頃よく見かける自己肯定とかいうヤツは、物心ついた頃から皆無なのだ。
 とりあえず、なんというか、ぶり返すもんなのかなぁ、と諦めていたり、いやいやホントはこんなんじゃないと思おうとして逆に落ち込むの、どうにかならないものか。
 ここを見ていても、なんかみんなすごいなぁ、あ、若いからか、なんて思ったりもするのだけれど、浮上気味な気分のブーストになるので、ありがたいのであった。

 とりとめないなぁ。

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