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夜のひとりごと

私はずっと暗い洞窟の中を彷徨っているような感覚で生きています。
一筋の光がたまに差し込んできて、
ここから抜けられるかもしれないと期待しては、
また真っ暗になって、ここがどこかわからなくなる。
だから、自分の輪郭さえ見えないです。

社会人1年目〜3年目あたりまで、
世間知らずであることの自覚がなく、
周りが悪いとばかりに職場でも車の中でも、自宅でも、どこに居てもわんわん泣き喚いていました。

ところがここ数年、自分があまりに何も知らなくて、何も考えていないことに気付かされ、さすがに焦りを感じました。
現代社会が生んだモンスターのようですね。
悲しいですが、認めざるを得ません。

辞書を引くこともせずに何となくで言葉を使い、
歌詞の意味など考えずになんとなくで音楽を聴き、
なんとなく息をする。
それをどこか気取ってなくて良い、とさえ思っていたかもしれません。

そんな生活を続けたツケがまわってきました。

年齢なんてただの数字だし!と
楽観的な自分もいますが、
やっぱり誕生日が近づくと
憂鬱になってきている自分もいます。

早いことこの洞窟のような日常から抜け出して、
すてきな形をもった大人になりたいなと思います。
壊れないていどに、がんばらなくちゃ。


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