見出し画像

営業という仕事の魅力

営業という仕事

最近営業の仕事について考えさせられる出来事が2つあった。

営業とは何か。
営業は何のためにするのか。

僕の答えは、営業とは人格形成の手段。


営業は相手(お客様)の困りごとを自社の商品やサービスで解決するのが仕事だ。
会社の代表としてお客様の対応をするわけだが、商品・サービスと同等に営業マンが信頼・信用できるかが重要になってくる。

髪型やスーツの着こなし、靴などの身なりから話し方や資料の分かりやすさなどのさまざまなポイントがあるが、全てに共通しているのが相手の立場に立てているか、相手のことを考えているかどうかだ。

営業とは、人格形成の手段だ。


人生において信頼・信用に値する人ががどれほど素晴らしいかはビジネスだろうとプライベートだろうと関係がない。

2つの出来事のうち1つが、先日外資系企業の社長と営業部長と打ち合わせをする機会があった。創業100年以上続く老舗のメーカーなのだが、製品だけでなく、働く社員やお客様の幸せを第一に考えており、外資系には珍しい成果主義を取っていない。生産性や利益を重視する会社が多くなってきた中でプロセスを最重要指標に置いている。無理な拡大はせず、効果を検証しながら少しずつ投資を行い、うまくいけばまた投資をする。そうやって少しずつ会社も従業員の幸せも顧客も増やしている。
そんな会社で働く人たちはイキイキしており、素晴らしい人達ばかりなのだが、営業部長にどのような経緯で入社したか聞いたところヘッドハンティングされたという話を聞くことができた。営業部長は社長の前職の先輩という関係なのだが、社長に声をかけてもらった際、会社の概要も年収も聞かずに承諾をしたというのだ。社長はどんな人でも公平公正に接し、人格が素晴らしく、この人がいる会社なら間違いないだろうという理由だった。
この話を聞いて、私もこんな人になりたいと思った。素敵な人たちが集う会社はもちろん素晴らしい。そんな会社が扱うサービスは人々を幸せに、永遠に栄えることができるに違いないと思う。

2つ目は、最近社内で営業ロープレをした。
上司をお客様に見立てて、全員同じ題材で商談をするだが、人の営業を見ることはとても勉強になる。
自分に何が足りないかを意識しながら見ていたのだが、今日は何のための商談か、なぜこの質問をしているのか、優秀な人は聞いている我々にも分かりやすいように話をしていた。

どうしても営業は自分の商材を売りたい、売るための話をしたいと考えがちだ。
しかし、売れる人は相手のことを考えて話を進める。お客様も分かりやすいし、自分のことを考えてくれるのが伝わればより多くの情報をもらうことができ、実りのある商談になるのは間違いない。

営業を通じて人の悩みを解決し、信用信頼を得る。時にはその人自身が気づいていない課題を解し感謝されることもあるし、その人をより良いキャリアに昇進する手伝いができることもある。

営業は素晴らしい。
その為にまずは相手をリスペクトしよう。


会社の愚痴や他社のサービスを悪くいうなんてもってのほか。
そんな人には誰も魅力を感じない。

営業は人格形成の手段だ。


相手のことを本気で考えた結果の発言や行動は相手を幸せにし、自身の信頼・信用を高めてくれる。そして、素晴らしいキャリアと仲間と人生が待っている。

信頼・信用が価値になってきた今の時代に営業はとても素晴らしい職業だと思う。


明日からの仕事が楽しくなるように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?