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FXを始める前に

こんにちは、ザキです。

今回はFXを始める前に、FXをやるべきなのかという点について

説明したいと思います。


①投機と投資

まず、この2つを分けて考える必要がある。

意味としては、機を投じるのか。資本を投じるのか。


多くの場合、投機と投資というのは、明確に分けれない

FXは投機でもあるが、やり方によっては投資でもある

株は投資ではあるが、やり方によって投機でもある

というような説明がされます。


そして私は、こういった毒にも薬にもならない説明が一番嫌いです。

こんな説明をされたら、りんごとアップルの違いみたいなこと?

って考えてしまう。

それは全然違う。

リンゴとグレープフルーツくらい違う。

っていうのが今回の話。


まず、明確に分けれないというのは前提として、

どっち寄りなのかということで、より詳しく考えていきましょう。


投機の意味というのは、機会を投じているわけです。

これは、タイミングと言っていいです。

例えば、買われすぎた環境で利確による陰線が出た。

ここを追撃し、売りを仕掛けるのが投機です。

この時、適正価格などは関係ない。

価値無視で、その時の勢いで勝負します。

投機が成功する裏にはかならず人がいます。

パニックや楽観などの心の変化を取引しているとも言えます。

大切なポイントは、

取引している商品の価値というのは関係ないという事です。

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これがイメージ図です。

本来の価値を表したのが赤線で、各取引によるブレが水色です。

投機というのは、この水色を取引することです。


投資の意味というのは、資本の投入です。

株式会社では、資産を買うためのお金を資本と言いますが

株式購入という形で資本を投入して、その会社に代わりに儲けてもらう

イメージを持つといいでしょう。

株式や子供の教育費などは投資と考えていいでしょう。

投資の裏には、価値の拡大があります。

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イメージ図は価値が右肩上がりに上昇しています。


ここまでを整理すると、

投資、投機対象の商品の価値に拡大余地があるか

ということが

投資的な運用、投機的な運用どちらに適しているか

という問いの答えになることがわかると思います。


ここから、FX、株がどちらに寄っているか判断していきましょう。

まず、拡大余地について。

FX、通貨の拡大余地というのは、使用する人と考えていいです。

例えば、

アメリカが凄い影響力を持ったら、日本の円がドルに置き換わるという事はあるでしょうか。

中国の経済成長が進めば、元が円に置き換わることはあるでしょうか。

まあ、普通に考えれば、無いでしょう。

通貨の違いは恐慌などの影響を軽減する安全弁でもあるので、

これから先も置き換わるという事は無いでしょう。

だから拡大余地の少ない同士のペアであるドル円レートというのはレンジ状態というのが普通なのです。(週足)

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例外を説明するとするなら、

もし新しい国ができたとしましょう。

そのペアとの対円レートというのは、

新しい国が成長すれば成長するほど

円安方向に進んでいきます。


これは、経済成長とともに国、通貨の価値が上がるためです。

ドルや円などは、経済成長が緩やかなため、

拡大余地は無視できるほどの誤差レベルですが、

新しい国や、新興国が急拡大すれば、

それは投資対象となりえるでしょう。


・FXというのは基本は投機寄り、経済成長の著しいペアは投資となりうる


株は会社と考えていいです。

拡大余地は会社の拡大余地です。

会社というのは、一定以上大きくならないようなイメージがありますが、

グループ化や多角化を進めれば、永久に大きくなれるのが特徴です。

先ほどの通貨の例で説明しましたが、

アメリカ企業が強くなれば、日本企業にとって代わることがあるでしょうか

中国企業が強くなれば、日本企業にとって代わることがあるでしょうか。

答えは、ある。


なので、拡大余地は無限

つまり株は投資寄りの商品です。


例外は上がりすぎた株が不祥事などの突発的ニュースを皮切りに

パニック売りされる場面。

これは、投機になります。


少し混乱するかもしれませんが、

パニック売りというのは、そのものの会社の価値自体は変わっていないです。

株価が行き過ぎた状態から正常に戻っただけで、

本来の調達した価格を下回ることはありません。

イメージは100万円で作った会社が

期待から200万の株価を付けたとします。

突発的なニュースで下がっても

期待により買われすぎていた分しか下がらず、

100万以下の株価をつけたりはしません。

中にいる人材、設備、売り上げる力、効率性などは何も変わらず

行き過ぎた株価だけが下がります。


・株は基本的に投資対象、突発的なニュースにより投機対象ともなりえる。



そしてここからが言いたいこと。

FXを始める前にこれらの特徴をわかっているのか

目指すべき自分がわかっているのかという事。


投機というのはタイミング。

つまり、機をうかがうために張り付くことが必要という事です。

投資というのは価値の拡大。

つまり、価値を見極める情報が必要という事です。


これをごちゃごちゃに考えない


投機をやりたいと思いながら、

投資のように長期保有したり、

情報を集めたりするのは

チャンスをわざわざ少なくして、

難しくしているのと同じ。


投資をしようとして

小さな値動きが気になり決済したり

張り付いて細かく取ろうなんてするのは無駄。


私はFXという投機の中で

ある程度の効率化で張り付く時間を少なくすることはできます。

しかし、そもそも張り付く覚悟や時間が無い人は

FXをやるべきではないです。


やるべきは投資。

気付いたら増えていて、

同僚に自慢したいくらいなら株をやっていればいい。


FXを始める前に、

本当に必要なのか、やるべきなのか考える。

FXは妥協しない覚悟を持った人だけやればいい。



以上。

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