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モネも愛した教会、ルーアン大聖堂⛪️

ルーアン大聖堂はパリから電車で約1時間半、ルーアンという街にある大聖堂。

初めて見た時に、この建物、空間、場所、全てがとても好きだと思った。

背景も歴史も何も知らない当時のわたしでも一気に惹かれてしまったルーアン大聖堂の魅力を書いてみたいと思う。


① フランボワイヤン・ゴシック様式

フランボワイヤン・ゴシックの特徴は、
窓の上部の狭間飾の装飾が、火炎を思わせる華麗な曲線を示すところ。

たしかに火炎っぽいかも
石のレースともいわれる工芸技術が施された
繊細な彫刻は圧巻…
彫刻のモチーフは聖書の内容がメインで、
多くの人物の彫刻が飾られているんだとか。


間近で見ると凄すぎて…思わず言葉を失ってしまうレベル。


②ステンドグラス

色鮮やかなステンドグラスが贅沢に並んでおり、ときめく空間。

綺麗…

中でも、ジャンヌダルクをテーマにしたステンドグラスが印象的だった。
ルーアンの町は、フランスで多くの人に愛される聖ジャンヌダルクが処刑された地としても知られている。

ジャンヌダルクの間という場所にある
ステンドグラスには
それぞれにジャンヌダルクの一生が描かれている


③バラ窓

他のステンドグラスとは対照的に透明でシンプルなバラ窓。
繊細な石の曲線美が強調されていて、存在感大。
他の教会と比べても珍しいんだとか。


④モネの連作の舞台

クロード・モネは言わずと知れた印象派を代表するフランスの画家。後世のには「連作」という形式で有名作品を残している。

そしてその連作のひとつとして、1892年と1893年に集中して「ルーアン大聖堂」が描かれた。

作品数は全部で33点。
そのうちのほとんどが大聖堂の扉口と左側の塔をやや斜めから捉えた、同じ構図をしている

まさにこの角度
(当時はモネの連作のことを知らずに撮っていたので
超ミラクル)

モネは、光の色加減を描き分け、ルーアン大聖堂の表情の変化を捉えていたようだ。

この景色を何度も描きたくなる気持ちはとても分かるし、時代を超えてモネと同じ景色を味わうことが出来てとても嬉しかった。




ヨーロッパ旅行に行った際に見た大聖堂がとても印象的で、忘れられなかった。

美しく、繊細で、
吸い込まれそうな吸引力がある一方で、包み込んでくれる暖かさもあるような気がする外観。

当時、ツアーでおまかせで組み込んでもらった行き先だったため、(もったいないことに)ここがどこだか理解できていなかった。でも、とても好きな場所だと思った。

そして今、振り返ってみて、
「ルーアン大聖堂」だということを知ることができたーーーしかも、あのモネも虜になっていたとは。

昨年モネの展示に行けたことも良いタイミングだったと思う。


ルーアンという街自体も、とても素敵だったのでぜひ訪れてみてほしい。


こうやって振り返ってきて良かったなぁと実感する瞬間でした。

これで、ヨーロッパ旅行の振り返りは終わりとしたいと思います!

お読みくださり、ありがとうございました!!

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