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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#091

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒だけなく、卒業生や看護師を志す、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#091 :優柔不断な態度は、患者に苦痛を与える     

優柔不断な態度は、すべての患者が、いちばん恐れることである。他人の優柔不断に付き合うくらいなら、患者はデータを全て集め、自分で決断するだろう。

手術のことでも、手紙の書き直しでも、他人が考えを変えることは、最高に苦しい決断や困難な決断を迫られるよりも、患者にとって害となる。

優柔不断でないようにするには、素早く病室を退出し、入室するのが何よりだが、それかといって突然駆け込んだりしてはならない。病室では手際良く、はっきりと行動し、話す必要がある。
(2023年8月31日配信)

フローレス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年:近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。

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