見出し画像

ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#226

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#226 :転地の重要性


病気が「変わり目」にさしかかってきたら、すぐに変化、つまり転地することが何より重要になってくる。だれもが言うことだが、回復に向かった患者が、見た目には何も問題がないのに、数週間も良くならないままでいることがある。

「回復期患者のための」病室と患者が考えている場所に移すだけでも、元気が出るのだ。変化は大切である。別の場所に移るか、別の部屋でもよいから移らなければならない。すると、ただちに「元気を回復」し始める。これは日常茶飯事である。
(2024年3月25日配信)

フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?