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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#071

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒だけなく、卒業生や看護師を志す、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#071 :気取った態度も…、

不自然に気取った態度も、ヒソヒソ話をしたり、抜き足・差し足で歩いたりするのと同じように、患者には特に我慢がならない。

葬儀屋が葬式の時にするように、気取って小さな声で話したり、同情を込めた声で話す事は、患者の神経を逆なでする。

ここで述べているような忠告も、人々が病人と一緒の時に、落ち着きや静けさを、ことさらに、強調するだけのために使われるのなら、益よりも害の方が大きい。それならば、自然の音を立てて動いた方が良い。
(2023年7月28日配信)

フローレス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年:近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。

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