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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#136

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#136 :ベッドが二台あれば快適で清潔


患者が完全に寝たきりの場合は、ベッドを2台用意するべきだ。各ベッドには、マットレス、シーツ、毛布など一式揃えて「ベッドメイキング」し、患者は12時間ずつ、それぞれのベッドで過ごす。

シーツなどは、決して一緒に移動しないことである。使わない12時間の間は、寝具全体を吊るして風に当てる。

もちろんこれは全く出来ない場合が多いが、これに近づけることだけなら、出来る場合はもっと多いだろう。私は、看護の理想と実際に行われてきたことについて述べている。しかし1台であろうと、2台であろうと、ベッドの種類については疑問の余地がない。
(2023年11月7日配信)

フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。


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