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ふわふわリーダーシップ

わかりやすさ

について。

「BAKERY  BREAD&
                    SOUP」
「パン屋がここにありますよ」とわかりやすく言ってる。

向かいの通りを歩く人に向けて。
このお店、正式名はちゃんとある。

でも、店に張り出すキャノピーに書くのは誰のため?

「ここが何売ってるかわかりやすくするため」

こういうところに、プロの技が見える。

請求書はエクセルで作って、PDFにして、メールなどに添付して送ってる。
それが壊れた。

Windowsマシンでやってるんだけど、「One Drive」とAdobeの連携がどーのこーのみたい。「このPCとの(One Driveとの)リンクを外す」などやってみたが、マイクロソフトの基本思想として、「オレが最初に言ったことは、オマエの都合なんざどーでもいいから、やれ」なので、変わらない。

試行錯誤に50分かかった。自分の時給を考えると、これ以上やっちゃダメだ。最悪手書きで請求書作ろうかと思ったもん。

そこでMacでエクセル開き、強引に請求書作って、PDF化した。

なんだ、Macでできるじゃん。

だとすると、あとはWindowsマシン使う理由は法人口座として使ってる三菱UFJのオンラインのみとなった。

あれも「あれやれこれやれ」とめんどくさいんだよね。

Windows、めんどくさい。
三菱UFJオンラインバンキング、めんどくさい。

乗ってるのが、オンラインバンキングに必要なやつ。何年かごとに更新せなあかんねん

だったら、両方やめちゃえばいい。

Windowsはそもそもフォントが美しくないから文章書く気になれない。
三菱UFJの口座残高をそのままどっか他の銀行に移せば、いまのめんどくさいのがなくなる。

めんどくさい、というのは、言い換えれば、わかりづらい、ってことだ。

エクセルのPDF化にしても、調べて、あちこち操作すれば修復できるに決まってる。それはわかってる。でもね。さっきも言ったけど自分の時給を高めるために仕事やってるのに、その時給をそういうつまらない作業に使って自分で食うわけにゃ、いかんのですわい(何語?(笑))。

話は変わる。

ドラマ『王様のレストラン』。

音楽が良い。カメラワーク、良い。美術、良い。そして脚本、良い。俳優さんたちの演技、良い。

1995年4月クールにフジテレビ系で放映された。その年の1月17日、阪神淡路大震災が発生したばかり。神戸は未だ瓦礫だらけだった。
楽天創業されてないし、アマゾンもまだ日本に来てない。

つまり、「ネット通販以前」の環境の日本を舞台としている。

かつては繁盛していたフレンチレストラン。

オーナーシェフの死とともに衰退、いまは往時の華やかさは見る影もない。

従業員は全員、クセがあり、やる気がない。

さて、どうやって立て直す?

全11話、どれ一つムダがない。

このドラマ、経営的な視点で見るととても勉強になる。

特にリーダーシップのあり方。

それまで、リーダーシップといえば、誰かが引っ張るイメージだった。

『リーダーシップの教科書』阪本啓一 ©2004より

しかし、このドラマの舞台ベル・エキップ(良き友)はリーダーがfloatする。

ある場面ではAがリーダーになり、また別の「危機」ではBが力出す。

floating leadership ふわふわリーダーシップ
なのだ。

これって、現実にはよくある話で、たとえばむすび合宿の運動会だけでも、さまざまな種目でリーダーが変わった。

バスケットボールのフリースローではAさん
綱引きではBくん
バトンリレーではCさん

という風に。

宴会になったらそれはそれでまたリーダーが変わった。

そして、そのリーダーがみんなをリードするとき、「そうだよね」という合意が生まれている。

わかりやすい

のだ。

王様のレストラン舞台ベル・エキップは、人が成長することで、店が繁盛し始める。

経営って、人だよね

というのは良く耳にする。

でも、社長が一人だけ旗振っても、仕方ない。

リーダーシップがふわふわとフロート(浮いて)、バトンされ、みんなが笑顔で、「良き友」になることで、いい店ができる。繁盛する。

わかりやすいでしょ?

そう、わかりやすいことは、繁盛の柱です。

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