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「階段の最後の段」みたいな部分に

気の利く人と
利かない人

違いはどこからくるんだろう。

『芸能人格付チェック』。
正解は青か赤か。
青と思ったら青の部屋に入る。
この番組、大御所と若い人が混ざるのが面白い。

青(赤でもいいけど)の部屋、前に椅子が並んでて、人が増えると後ろの補助椅子みたいのに座ることになる。

判定までの時間、待機。
そのときの大御所のふるまい、中身が見える。

高橋克典さん。

若い人が後で入ってきたら、さっと立ち、「君たち、前に座りな」という風に自分は後ろへ引っ込む。

一度や二度ではない。

その様子で、「ああ。この人、もちろん芸の腕も磨いたのは間違いないけど、こういうところが上に押し上げたんだなあ」。

高橋克典さんといえば、ある時は町工場の真面目な社長、ある時は悪徳不動産会社社長。変幻自在の顔を持っておられる。その背景には、こういう心配りがあったんだなあ。

上に上がる人って、自分で上がるわけではなく

周囲の人に
上げてもらう

というのが正解かもしれない。

上がりたいと思ってるから上げてやろう

ではなく

チャンスがここにある。
誰に?
そういえば・・・

ということで自然とキャスティングされる

これが

周囲の人に
上げてもらう

現象なのだろう。

心配りのできない人
気の利かない人

は、キャスティングのとき、(周囲の人の)脳内に浮かばない。

会社員時代、広島。
ゴルフ場。
次のホールへ向かうのに、ちょっとした階段を下りる。
最後の段だけが低くなってて、油断すると躓く。

背中に人を感じ

「ここ、最後の段、気をつけてくださいね。低くなってるから」

と振り向きながら言ったら部長だった。

部長「さかもと、いいね。そういうとこ」

めったに褒めない人。

嬉しかった。まだ20代だ。

以来、「階段の最後の段」みたいな部分に気をつけるようにしてる。

仲間がスーツケース引きずってたら替わる
エアコンの風が直接当たるようなら席配慮する
ウェットティッシュ、常に持ち歩く(女子力高めと感謝されます(笑))

実は「気づき力」のレッスンにもなってる。

心を配る
気を利かせる

というのは、どんなビジネススクールよりも大事なことを教えてくれると思います。

ちょっと、いつもより気にしてみてはいかがでしょう。

現実が変わっていくはず。

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