私の抱負
私のこれまでの人生の多くは、後悔で塗れている。
そう強く感じたのは、高校の卒業式でした。
それまでにも感じたことは何度もありましたが、あれほど強く感じたのはあれが初めてだったと思います。
『やったことに後悔はしない、やらなかったことに後悔する』
こんなありふれた台詞も、私の心には刺さっていなかったのでしょう。
友達と別れる時、教室を出る時、振り返って校舎を見た時、
胸にあったのは、卒業生らしい喪失感、懐古。しかしそれより大きかったのは、真っ黒な、真っ白な、虚無感でした。
私はここで、一体何をしていたんだろう?
思い返せば確かに充実した日々を送っていました、でも本当に充実していたのか、よく分からない。
全く矛盾していますが、そう感じていたのです。
私は変化を恐れる人間です。1歩前に出るのを恐れる人間です。
先が見えないのが怖い、変わるのが怖い。ずっとぬるま湯の中にいたい。怖がりな人間です。
でもそれではきっと駄目なんだ。
私がそう感じ始めたのは、気まぐれに応募してたまたま参加することになってしまった、高校の外国交流プログラムでした。
私が選んだのはカンボジアでした。欧米よりもアジアに、そして発展途上なイメージのある国に行きたいと思ったからです。またホームステイではないということ、短期であることも大きかった。(ここにもチキンが表れています)
ここで体験したことはここで書くと話がずれてしまうので割愛します。
強く強く印象に残っていること、というよりむしろ刻みつけられてしまったことがあります。
プログラムの中で、カンボジアの伝統的な革細工を体験するというものがありました。
革加工を仕事としている子供たちに教えてもらうというもので、私の相手は笑顔が可愛くはきはきした女の子でした。
私たちは英語で会話し(相手の女の子の英語が何と流暢で助けられたことか)、そして仕上げの段階に入った時、私が仕上げをするよう彼女に勧められたのです。私は失敗しそうだし、と思い断りました。すると彼女は不思議そうに、
「Why?Why not?」
結局、私は彼女と引率の先生に押し切られ仕上げをしました(上手くできました)。
その引率の先生の言葉が、刺さったのです。
「ここでやらなきゃ、もったいないよ」
何気ない一言なのですが、私の何かに刺さったのです。後ろ向きで、臆病な私の中に。
カンボジアから帰ってきた後、私は自分が後悔しているものは何かについて考えました。答えはいつもすぐに出ました。ああしておけば良かった、などの、『やらなかったこと』に、私はいつも後悔しているのです。
もう、『やらなかったこと』に、後悔したくない。
取り敢えず大学4年間の目標は、後悔しないようにアクティブに動くこと、そしてそうできるだけの体力、メンタルを養うこと。ちょっと頑張ったらすぐガス抜けちゃうので。
今は凄い抜けてます。テストとレポート終わったら復活する予定です。
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