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個性があるから、ひとつのものができた

こんにちは!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしています、やましたです

他のインターン生と内容被っちゃうから、と時差投稿。

先週末、12日の金曜日にCBBスクールで

七夕まつりを行いました。

今日はそのことについて、準備の段階からお話ししていきたいと思います!

1.企画・準備

このイベントについては、日程等はインターン生全員で話しました。

内容や、タイムスケジュールは住み込み・イベントチームが進んで決めました。

遊びでつかうものなどは、授業チームが空いた時間に作りました。

わたしは授業チームですので、そちらの方をお話ししたいと思います。

今回のイベント、内容は

【短冊にお願い事を書く・日本の遊びを体験する】

というものです。

短冊をまず用意し、インターン生や住み込みスタッフのダエンくんが手本として自分のお願い事を書きました。

当日、30名くらいを予想してコピー用紙をひたすらジョキジョキ……✂️

そして、日本の遊びで使うものの準備。

今回は、福笑い輪投げをやりました!

まず、福笑い。

これは大きいものが欲しかったのでインターネットで探してみると、フリーの素材があったため、使わせていただきました!

大判印刷をして、前日に急いで貼り付けました…

そして次は、輪投げの準備です。

女子部屋に大量にストックしてあるペットボトルの空いたものを的に使いました。

ただペットボトルを並べるだけじゃ可愛くない!!!

と、大量に星を印刷して、切り取って貼り付けてみました。

少し見えにくいですが……

そして、その中に入れようと思って
水に入れたら膨らんでぷよぷよする
ビーズを探しに少し遠い大きな市場に探しに行ったのですが

大きい袋に入っているものしかなく、小分けはできないそうなので、諦めて帰りました…

往復10キロのただのダイエット旅でした。

でも水だけでも大丈夫!ということでその案は断念でした。

そして、大事なのが輪投げの輪っか!

一番最後まで悩みました。
どうしよう、どうしよう、と。

ですが、時代は進んでます。

ネット。

即調べ、見事にヒットしました。

いるものは、A3のコピー用紙とテープだけ。

【作り方】

・コピー用紙角から丸めて、細い棒を作る。
・輪にしてテープで止める。
・形を整えながら、輪の部分を上からつまむ、横からつまむ、を繰り返すと、できあがり。

丈夫な輪っかができました。

さすが、自称カンボジアのわくわくさん。

ゴロリ役募集中。

他のインターン生にも手伝ってもらい、可愛く色をつけたりして、完成しました!

終わった後は、はぁーーーーー、と脱力。
まだイベントは始まってもいませんでしたけど。

だけどもそれに勝る、当日へのワクワク感。

準備期間が少ない中でしたが、頭をフル活用。

CBBスクールにある資源を、最大限に活用する。

なんだかんだいって、私はそういうのが一番得意なのかもしれません。

ちょっとだけでしたが、自分の個性が活かせた場面でした。

さて、準備も整い、あとは当日を迎えるだけです。

イベントまでの期間、授業終わりに、つたないクメール語で

『明日は授業やらないよ!その代わりに明日は、先生や友達と一緒にゲームをして遊ぼう!』

といって、シンプルに伝えてみました。

七夕どこいった🎋

誰か来るかな、誰も来ないかな、ドキドキしながら待ってました。

2.七夕まつり当日

金曜日、いい天気に見舞われました。

朝は先程言った通り、遠くの市場までのダイエット旅をして

昼からは会場設置や、最終準備に入りました。

1人は全体を仕切ってくれ
1人は生徒の呼び込みに行き
1人は装飾に力を入れようと笹を切ってくれ……

と、それぞれが準備を行います。

夕方から他の学校で授業がある生徒が早い時間に来られ、授業を少しした後、短冊を書いてくれました。

この子達は、5月くらいからほぼ毎日継続して来られている生徒たちなので、何を書いているのかとても気になります!

カンボジア人スタッフのプットくんに読んでもらったら

『日本に行きたい』
『日本語をもっと話せるようになりたい』

という願いを書いてあるんだよ、と教えてもらいました。

一生懸命勉強して、いつかその夢が叶う日が来ますように。

さて、そうこうしているうちにイベントの時間になりました!

生徒が続々と来られます。

みんな、短冊を書き、それぞれのブースで遊びを楽しみました。

福笑いも、クロマーで顔を隠し、うさぎやリス、ゾウなどの顔を作っていました。

女の子達は、いろんな子供たちがやっている子に声をかけ、大盛り上がり。

楽しそうにそのブースに留まって、ずっと遊んでいました。

男の子達には、輪投げが人気。

輪っかを上手く投げ、男の子同士で競っていました。

輪っかも、自分の自分の!!!と
大量に手にはめて、独占……

最後は仲良く、インターン生の手を的にして投げて遊びました。

最後は、大盛り上がりの星探し。

星の形の折り紙をいろんなところに隠し、探してもらいます。

子供たちが必死になって、スクール中を探します。

住み込みスタッフのダエンくんが私に「星を探してるの?」と聞いてきたので

そうだよ!と答えたところ

『こっちにあるよーー!!!!』
と、大きな声で子供たちに呼びかけます

星はないのですが😂

その声で子供たちがどわーーーって走ってきますが

近くになって『嘘〜〜〜』っというダエンくん。

ええぇ、としょぼんとなる子供たち。

彼もなかなかやりますなぁ

彼のちょっと面白い部分を見ました。

さて、イベントもそうこうしているうちに終盤。

5時台6時台にこられる生徒も来て、メンバーは揃ったかな、という感じです。

5時台に私が担当している小学生の男の子。

実はクメール語が書けない、ということが発覚。

スクールの生徒の中で最年長の方に、クメール語の書き方を教えてもらいながら、一生懸命書いていました。

書き終わったあとは、恥ずかしいから貼りたくない、と言っていましたが、上手にかけたね!!!と、これでもかっ!ってくらい、褒めまくりました。

短冊も終盤になるにつれ、増えていきます。

ここに来る子供たちの願いがぜーーーーんぶ
叶いますように。

新たなお願いごとを追加です。

楽しい雰囲気も名残惜しく、終わりの時間になりました。

残っていた生徒みんなと記念撮影をして、最後の一人まで見届けて、イベントが終了しました。

【Photo by CBBインターン生 今西くん】

3.イベントを終えて

イベントが終わったあとは、みんな脱力。

すぐに美味しいご飯を食べて、いろんな話で盛り上がりました。

ご飯を食べながら、このイベントはこのメンバーだったからできたんだなぁ、としみじみ。

このイベントを通してインターン生の個性や
それぞれの能力がすごいな、と思いました。

企画や、タイムスケジュールなど、イベントの根本的なところを決め、運営する力があるところ。

来られた生徒と一緒に遊んだり、臆することなく生徒達の中に入り、生徒をまとめる力があるところ。

教室内をもっと七夕っぽくしよう!と、おじいちゃんに笹をもらいに行ったり、折り紙を作ったりと、装飾にこだわるところ。

カメラを持って、イベントの様子や、生徒ひとりひとりの素敵な表情を逃さず撮り、当日の思い出を形として残してくれたところ。

普段から自らカフェや市場などいろんなところに出向き、子どもたちと良い関係を作ったりして、生徒の呼び込みができるところ。

そして、短い準備期間、少ない資源でみんなが楽しめるような物を作り出すところ。

この6人だったから、こんな短い時間でもできたんだなぁ、と。

普段は分かれてそれぞれの業務をすることが多いですが、それぞれのいいところに気づくことができた1日でした。

今のメンバーでひとつのことを成し遂げる経験は、もう二度とないとは思います。

こうしてカンボジアに同じ時期に集まって、インターンを共にがんばっていること。

共同生活の中でいろんなとこもありますが、お互い切磋琢磨しながらこれからもがんばろう、と気合いが入りました。

さて、今週も1週間がはじまります。
日本は海の日。

海なんて何年入ってないでしょう!

夏が来るんだな、と実感です。

暑さにまけず、今週も頑張りましょう😊✨

おわり


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