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YMS当選後のWeb申請準備

YMSの抽選に当選したラッキーなあなた!おめでとうございます!!
ビザ獲得まではあと3ステップくらいだと思います(多分)。

YMS申請までのフロー

YMSのビザは現地で「BRPカードを受け取る」まで、仮のビザの状態です。それまでのプロセスがとても面倒。まずは、日本で申請する際の事前準備のお話をします。 まず、YMSの抽選に当たると「申請ができる」ようになります。ここでいう申請も混沌としておりますが、まずステップ1としてイギリス政府のWebサイトで申請を行いステップ2としてVFSという代理会社に直接伺ってパスポートをイギリス政府に物理的に送付。最終的に「Entry Clearance」という証明書(シールだけど)を貼ってもらうことです。はい。かなり面倒です。もう一度言います、がんばれ!

今回はステップ1のWeb申請のための事前準備を紹介します。実際にWebで申請するときにはワーホリネットさんの手順に従うのがわかりやすくて良いと思います。

事前準備その① イギリスへの入国日を決める

イギリスへの渡航日(予定)を決めます。2021年時点では申請日から3ヶ月以内に入国する必要があるみたいです。ワーホリネットさんが最新版を詳しく計算されてアップされているのでご確認下さい。設定した渡航日から2年のカウントダウンが始まります。また、設定した渡航日から90日以内に入国しなければビザは無効になりますのでご注意を! 

事前準備その② イギリスでの最初の滞在先を決めておく

 「え?そんな前から?まだ決めてないよ?」と言う人も、とにかく滞在予定の場所をシミュレーションしてください。一番大きな理由は最初に行ったBRPカードと言う在住証明書(日本で言うマイナンバーカードのようなもの)を受け取る場所の決定のためです。この時点で予約を取る必要はないのですが、ホテルやB&Bなど滞在可能性が最も高い住所を入力する必要があります。公共の施設や語学学校などの住所を入れることはできません。 話は少しずれますが、BRPカードはPost Officeで受け取ることになります。こちらから政府に指定ができないのですが、この申請時に入力した滞在先に近いPost Officeが自動で選出され、基本的には入国から10日以内、コロナ禍では90日以内に受け取ることが必須です。そのためにこの住所を確定し入力することが必要になるのです。 

 ※ここだけの話
くろさんは観光地には絶対に行くと思ったので観光地周辺のホテルに滞在する予定で入力しました。最終的にコロナが落ち着き始めてしまい宿泊費が爆上がりしたので、別の場所に変えてしまいましたが、BRPカードを受け取る際に申告したところ問題なさそうでした。 

 事前準備その③ 過去10年の海外渡航歴の洗い出し 

 過去10年、飛行機の乗り継ぎも含めて地を踏んでしまった国を最新版から行き帰りの日付を全て書き出します。とはいえ、近年e-gateも進んでいるのでパスポートを見てもハンコがない可能性もあります。そんな時は、法務省に申請をすれば日本発着のみの出入国記録を開示することができます。ただし、申請から開示までに少なくとも2週間ないし1ヶ月は見込んでおいた方が良いです。また、日本発着のみしかわからないので、例えば、カナダ旅行中にニューヨークにいきましたとか、ヨーロッパ周遊しましたとか、日本国外から別の国へ渡航してしまった場合には法務省に開示してもらっても出てきません。クロさんも問い合わせたんだけど、2020年後期に当選した人は申請締め切りまでそもそも1ヶ月と1週間くらいしか時間もなく、国跨ぎで旅行しちゃったこともあるので、記憶を必死でたどりました。。。役立ったのは母の手帳。私の旅行予定全部書いてあった・・・ありがとうママ。
乗り換え(Transit)の国の滞在期間は1時間しか滞在していなかったとしても「1日」と入力します。 31回目以降はフォームがないので、添付資料を用意してください。またWeb申請時にステップ2での本申請の際に添付資料があることを告知する必要があります。海外出張とか多かった人は大変ですね。 あと、注意点はアメリカ!基本的に申請フォームのプルダウンを使って国名と出入国日を記載します。ハワイとかサイパンはアメリカとして入力してOKそうだけど、グアムだけ別国でリストに載っていたのでご注意を。 (心配性のクロさんは全部検索して最終チェックしてたらグアム出てきて冷や汗出ました。) 

事前準備その④ 過去3年?5年?くらいの住所洗い出し

これ、ずっと同じ家に住んでいる人なら、現住所だけでOKなはずですが、クロさんは、会社の社宅間で引っ越したり、その後カナダでの短期語学留学・オーストラリアでのワーキングホリデーにて月単位で住所を転々と変えていた時期もあったので、かなり面倒でした。何年分かは忘れましたが、私の書類には2018年の住所から載せていたのでおそらく3年分で大丈夫かと思います。西暦何年の何月から何月までの住所かを記載します。私のような放浪の民は念の為お気をつけて。

事前準備その⑤ 資金証明のやり方を確定しておく。

別記事でお金のことは記載しているのですが、Web申請時には資金証明を出すための金融機関を入力する必要があります。またWeb申請時に本証明の際にどのように証明するかを入力する項目があります。例えば残高証明や取引明細の開示など、やり方は色々あります。実際に証明するのはステップ2の時ですのでここではやり方だけです。それまで事前にリサーチを徹底しておきましょう。また、2021年度からは決められた金額が資金証明する口座に最低過去28日間保持していたことを証明する必要があります。。。そのため、追加の添付資料として利用明細書を持っていく旨をWeb申請の時点で告知しておく必要があります。詳しくはワーホリネットさんで。

これらをWebで申請

以上の内容が事前に準備しておく情報です。このあと、イギリス政府の申請サイトで実際に入力を行い、YMSビザの申請料とIHS(国民保険料)を支払うことになります。支払いはカードで実施します。金額は別記事で記載しているのでぜひそちらを参考にしてみてください。これで前半戦は終了です。

前半?って思った方。そうなんです。これだけでは終わりません。YMSビザの申請料とIHS(国民保険料)を支払うと、今度はVFSというビザ申請代行会社にて申請手続きが必要になります。この会社、東京と大阪にしかございません。そして予約してから特定の時間に直接伺う必要があります。はい。面倒です。

クロさんがびびったこと

最後にクロさんが資金証明でびびったことを2つお伝えします。
まず1つ目はゆうちょを使ったことです。色々なサイトにソニー新生銀行か三菱UFJじゃないと全ての要件を満たせないって書いてあって、普通に震えました。今は条件も変わっているかもしれないですが2020年10月時点の要項にはそんな記載はなく、なんか特別な要件があるときに必要みたいでしたよ。騙されるかと思ったぜ。笑 他人の情報に踊らされずに、自分で申請方法は翻訳してみるのも大事だと思います。
2つ目は田舎のゆうちょ、英文の残高証明一部手書きで出してきたことです。笑 まじでびびった。。テンパって申請の内容も金融機関だけ記載すれば良いのに、支局名まで入れて提出しました。これでワーホリネットさんに問い合わせたら、審査官は人なので審査する人の匙加減でかわる。心配なら申請し直すことをお勧めしますと言われました。ただ、丁度IHSの費用が上がるギリギリ前に申請したので再申請すると金額が50,000円くらい上がるタイミングで、ケチなクロさんは再申請を諦めました。これでダメなら「さだめ」だと。

心臓バクバクさせて言い聞かせながらも記載方法が違うからビザ通らないんじゃないかってVFSでも窓口のお姉さん(優しいおばさんが一人だけいた。)にお願いして手書きで審査官への言い訳のお手紙まで書きました。笑 しかもその場で英語で書いたので英語チェックなしのメチャクチャな文章かつ焦りで震えた文字。笑(ちなみにこれも添付資料の追加になるので、VFSのお姉さんに申請内容の一部変更届も作っていただきました。)それでも一応誠意は伝わったようで、ビザは無事通り、仮ビザがパスポートにくっついて返送されてきました。VFSでの詳しい内容は別記事でも書きますね。

みなさんはクロさんのようにバタバタしないよう事前準備は徹底して行いましょう。笑

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