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20210711 IDOLY PRIDE

 今月に入ってから「IDOLY PRIDE」(アイプラ)を触っているので、プレイ感のメモ。

ゲームシステム面

 まず、圧倒的に触りやすい。アプリの立ち上げが早いし、画面遷移のロード時間も少なくて触ることにストレスがない。冗談抜きでTwitterを開くぐらいの心理的ハードルの低さがある。

 基本のゲームの流れは、資材を集める→アイドルのレベルを上げる→ユニットを編成してライブに出て目標スコアを達成する、の繰り返しで、ライブはこちらで何か操作することはなく、結果を眺めるのみ。

 ちょっと触っただけだとやる事が無いようにも思えるのだけれど、ライブごと特性が違っていて、またキャラクターの持つスキルも、ステージや配置に対しての相性がはっきり出るため、それに応じて編成を考える楽しみがある。
 また、リズムゲームのようなゲームプレイをしなくて良いが故に作業感が無く、かつ、クリアしたら次の目標が絶え間なく提示されるのでモチベーションが下がりにくい。

 インタラクティブなゲーム性を削っている代わりに、色々な要素がよく設計されているのを感じる。
 例を挙げると、このゲームはレベルを上げるための資材の供給がかなり絞られていて、時間経過でないと手に入らないため、レベルキャップがかなり強烈に効いている。それだけではいわゆる放置ゲーになってしまうのだけれど、ユニークなシステムとして、レベルアシストというものがある。

 このシステムは、レベル上位5キャラの最低レベルまで、登録したキャラクターのレベルを上げられるもの。これがあることによって、レベルを上げるリソースが限られている中で、さまざまな編成を試行錯誤することができる(ただし一つの枠の入れ替えにはキャラクターを外した後24時間必要)。
 育成のリソースが不足するような設計にすると、編成の固定化が発生して、変化の乏しさ(=飽き)を生んでしまうところをかなりうまく回避しているように思う。
 育てるのに時間がかかるのはモチベーションに対してプラスになるけれど、それによって自由度が失われるのはマイナスになると思うので、そのあたりはかなり研究されてるんだろうなという印象を受ける。

キャラクター面

 一番のセールスポイントであろうキャラクターとのチャットや電話については、実際触れてみるとかなり楽しい。

チャットの通知はこういう感じで来て、日常に介入してくる。

 電話は本当にこんな風にかかってくるし電話に出るとちゃんと喋る。(さすがにアプリ立ち上げ中のみ)

 内容についても、キャラクターが実際に話している感じがしてかなり好印象。最初はピンと来なくても、やってるとみんな好きになっていく。
 プロモーションではシリアスなドラマ性みたいなものが押し出されていてちょっと苦手な印象を受けていたのだけれど、それ以上にちゃんとキャラクターのディティールにに力が入っている。この辺は個人的にはグリー版のアイドルマスターミリオンライブを思わせるものがあったりする。

 3Dモデルも良い。流石にこの時期に参入してくるだけはあるなと思う。

 可愛い。

 ライブの動きについても、かなりキレが良くて迫力がある。

 陰影や汗の表現など、かなり生っぽい。
 このゲームはライブや仕事風景の写真撮影をして、その写真をキャラクターに装備させるとパラメーターが上昇する仕組みになっているので必然的に写真をたくさん撮ることになるのだけれど、結構ハッと来る絵が撮れたりするのでそれだけでも楽しい。
 だいたいこういうゲームで写真撮影機能があるだけだとまず触らなくなるのだけど、ゲームシステムに組み込む事で半ば強制的にやることで良さを享受できている気がする。

 つらつらと書いてしまったけれど、総じて、あまり派手さは無いけれど、かなりちゃんと作られていて、そして何より飽きの来ないゲームになっていると思う。今年の夏はこれのおかげでだいぶ助かるような気がする。

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