東女美女烈伝.16 宮本もか


芯のある没個性

宮本もかは美しいんだ。




彼女は学生時代に日本文化を専攻していたという。
大和撫子ファイターという二つ名、和装をモチーフにしたコスチュームや技の名前はそういった屋台骨からきているのだろう。
とりわけ平安時代に造詣が深いようだ。フィニッシャー名はいずれも平安京に存在した施設名から。
そもそも大和撫子とは?
小学館発行の雑誌から引用。
「控えめな印象があるものの、芯が強くて凛々しい様子をナデシコの花に例えている」とのこと。
まさに彼女のことではないか。
言い換えればプロレスラーとしては珍しい形容でができる。

「おしとやか」

悪く言えば彼女は控えめすぎるきらいがある。
もっと個を出せばいい。開放すればいい。してほしい。没個性ではいけない。

おしとやかな一方で、彼女は実に多彩な趣味を持つ。
料理、サバゲー、バイク。
多趣味という草鞋は芯がないとひとつも身にならない。ひとつも身になっていない私が言っている。
FC限定興行ではその片鱗をいかんなく発揮している。
パートナーである長野じゅりあが団体を卒業し、タッグチーム「真拳空勝」を解散する今こそ、一本独鈷で立ちあがる時が来ているのではないだろうか。
私は彼女がビッグマッチでショットガンを撃ち鳴らしながらアンダーテイカーばりのハーレーダビッドソンを駆って入場してくるのを心待ちにしている。
大和撫子革命はもうすぐだ。

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