東女美女烈伝.18 難波小百合

高嶺のワンダーウーマン

難波小百合は美しいんだ。

「(会場名)にお集まりの皆さ〜ん、こんにちは〜!そして!レッスルユニバースの生中継をご覧の皆さ〜ん、こんにちは〜!」
私はこんなにも波線符号がしっくりくる女性を他に知らない。

シシガシラというステキな漫才コンビがいる。彼らのネタで
「今は『順番』とかつけちゃいけないんですよ。」
というツッコミがある。
美女烈伝などとたいそうなことをやっている中で、PV数はまあまあ気にはしている。当然順番はついているが、概ね世間とズレはないと感じている。
その中で難波小百合がどう食い込んでくるのか注目している。
なぜなら。なぜならば。
彼女はプロレスラーじゃないから。
プロレスラー美女烈伝などと言いながらなぜ彼女のことを書くのか。
試してみたいのだ。
並いる美女プロレスラーを相手に彼女が表現者としてどこまで闘えるのかを。
なぜなら。なぜならば。
彼女は東女の「高嶺の花」だから。

リングアナウンサーといえば国内外問わず、ずんぐりむっくりのオヂサンというイメージ。時にはプロレスラーより恰幅のいいオヂサンを見かけることも。
プロレス少年だった頃から私の脳裏にこびりついて離れない油ぎったイメージを覆したのが難波小百合だ。

個撮。
個人撮影会を略してこう言うらしい(iPhoneの変換でも出る)。
美女にしかできないイベントを彼女は定期的に開催している。RIZINでリングガールも。
お芝居にも挑戦しDDTでは見事にプロレスとマリアージュ。平田一喜相手に素晴らしい作品を残した。
今までのリングアナウンサーという概念を覆した。

まさに高嶺の花。高嶺の小百合さん。
ここでいう「高嶺」とは、もちろん我々から見た高嶺でもあるのだが、彼女の目指す高みでもある。
彼女も「個」を競い合うのが社是である東女で闘うワンダーウーマンの一人なのだ。

特典会に一度だけ行ったことがある。
女友達と話すような居心地。宛名の末尾には頼まなくても「ぴ」と付けてくれる。
「k.kazuぴ」という具合に。
よく理解できなかったのは、ワンショットのポーズがお願いしたわけでもないのにジョジョだったことだ。
100%の興行を120%にしたいという彼女なりの計らいだったのか。

ファンブックで彼女は東女を「家」と形容している。
その家をより良き家にしたい。もっともっと高い嶺に押し上げるために我らがワンダーウーマンの奮闘は続く。


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