見出し画像

欅坂46 アリーナツアー千秋楽@東京ドーム2019/9/19

この記事は欅坂東京ドームツアー千秋楽を見たその晩に書いたものです。

さあ、何から書き始めよう
どう書こうか
そんなふわっふわした落ち着かない感情が今みぞおちの上ら辺にある
素直に
感動・切なさ・激しさ・悲しみ・喜び
そんな紆余曲折した感情が混在している

ガラスを割れ!から始まったこのライブ、この楽曲はちまたではタブー曲(他には不協和音、黒い羊など)と言われており、その理由は平手友梨奈が楽曲の世界観に入りきってしまい、体力的に非常に危険と呼べるからだ。(紅白歌合戦の不協和音で最後に倒れてしまうなど)
そんなタブー曲をセトリの1番最初に持ってきてる時点で、この東京ドームにかける強い思いを感じる

エキセントリック、語るなら未来を、もう森へ帰ろうか、避雷針、student dance、ここら辺のいわば裏表題曲はTHE欅坂というような欅を表す象徴な曲だろう。

ただ私がエモさを感じたのはユニット曲の
青空が違うと僕たちの戦争、ともに2thと3thのユニット曲なのだが、欅坂46初ワンマンライブin有明コロシアムでの披露が私の記憶に強く焼きついていて、この曲を聴くとまだ欅坂46が初々しかった2016年の冬を思い出して、なんだか切なくなる。
だがその頃の3rdシングル・二人セゾンで確かにメンバーはそのことをちゃんと言葉にしていた、
「見過ごしちゃもったいない、愛を拒否しないで」
「昨日と違った景色よ、生きるとは変わること」
「春夏で恋をして、秋冬で去っていく、儚く切ない月日よ、忘れないで」

特に「見過ごしちゃもったいない」
のMVの場面は、菅井友香と志田愛佳がこっちを指差している、
ただもうその志田愛佳は卒業している、ああ本当に見過ごしちゃもったいないと、この歌詞の部分で毎回思わされる。
この二人セゾンを聞くたびに
欅坂46とは刹那的な生き物であり、今この瞬間にしか存在しないのだと、過去にも未来にもそれは存在せず、今目の前にある生の欅坂が欅坂46であると、そしてそれを今この瞬間、心で感じとれと言われてるようで、
まあ二人セゾンは欅坂46の言い換えのようなものだと

そしてここからいよいよ終盤、最後の追い上げのところでサイレントマジョリティー
幾度と聞き慣れてるはずのあのイントロが、初めて聞いたときのような錯聴におちいる
サイレントマジョリティー、これが私達の本気だと言わんばかりの生声をかぶせたパフォーマンスは、体感速度は5秒。あっという間だった

サイレントマジョリティー、避雷針で睨みつけてきた平手友梨奈は、今までのどのライブより勝ちにきた目をしていた、勝ちにきていた

そして終盤のアンビバレント、風に吹かれても、危なっかしい計画
アンビバレントで少し不敵な笑みを浮かべてみせた鈴本、計画の煽りではもう完全にアドレナリンがんがんでまっくてた小林、
それを感じた会場全体がアドレナリンの渦に飲み込まれた

そして太陽は見上げる人を選ばない、
観客・メンバー全員の合唱はオレンジに染まる会場とともに一つになっていた、
本編終了直後のスタンディングオベーションの拍手と歓声は、誰もが味方であると思わせ、この瞬間に対する幸せを心の底から感じた。

「これだよこれ、この感じ、」
私はそう感じた、
2017年全国ツアーファイナル千秋楽in幕張メッセ、この時が私の中の過去1のライブなのだが
その頃の記憶が蘇ってきた
会場全てが味方である安心感、推しのメンバーを躊躇なく大声で叫べる居場所、ライブが始まった頃はよそよそしかった客席が、欅坂を通して完全に繋がったのだ

そして待ちに待ったあの楽曲、ライブでは749日ぶり(6/18)の平手友梨奈センター
不協和音
ただの4thのシングル曲なのに、披露されただけでtwitterのニュースになることでも、この楽曲の希少さ、そして恐ろしさがわかる

あの不気味なイントロと火を使った特効から始まる、サビではもう我が身を忘れるほど、喉がちぎれるほどの限界のコール、そして
平手友梨奈の「僕は嫌だ」と不敵な笑み
まさに手先が痺れ、腕には鳥肌、
ライブ不協和音はもう完全に他とは比べ物にならないレベル、別枠だろう。あそこまで高揚感があってゾーンに入れる楽曲はない、もちろん観客が、だ。

そして最後の楽曲は平手友梨奈が一人で角を曲がっていった、完全に予想の裏側をいかれた
これまた750日ぶりの平手友梨奈ソロ曲披露だろう。
ただそこには自分の棺の頃の荒々しさよりも、なんかこう、もっと切なさとそして希望をまとった美しい平手友梨奈を感じた、
それは最後の
「ありがとうございました」
に最も表されたように思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

正直、いつもこんな手も足も出ない感覚になるライブではない。
もちろんそれは上記でも述べた通り、その一瞬一瞬で欅坂46は形を変えていくからだ。
ただ私は仙台アリーナも参戦したが、まだここまでの会場のボルテージも一体感も感じれなかった、平手友梨奈不在も大きいとは思うが、なにかこう押さえつけている、溜め込んでいるような感覚、本当は言いたいことあるのに喉の奥で止めている感じ。
もやもやっとさせたものを最後の東京ドームで全てあらいざらい回収していく感じ、だからこそのアイドルとしては異例のあの緊張感と高揚感とアドレナリンが出るんだと思う。

全てを無理に良い色には染めようとせず、
その時の素直な感情を生きたまま届ける
そんな欅坂だからなせる技であると

そう今ここに記しているこの瞬間にも欅坂は
変化し続けている
「生きるとは変わること」


#欅坂46 #東京ドーム #不協和音

#幸せ #母の味方 #教育 #学生起業 #オンライサロン #放送作家 #うさぎ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?