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植物たちのテクスチャー

 ビザールプランツの表面に興味深い模様が表れると気になりませんか?
 この世界に踏み込んだ方ならば一度は目にする代表的なテクスチャはユーフォルビアのオベサでしょうか。我が家で育てている植物たちの中から模様が気になる植物について紹介したいと思います。


 ユーフォルビア ラクテアEuphorbia lacteaの一種のイエローゴースト。ラクテアは三角形の幹にトゲと小さめの葉を生じますが葉はしばらくすると脱落し柱状の主幹だけが残ります。
 全体に赤くなるルブラや白化したホワイトゴースト、綴化したマハラジャなど、バリエーションがあります。成長は斑入りの割には意外と早めですが、ルブラには劣ります。寒さに弱いようで、この冬で先端部がかなり傷みました。

昨年分化した新枝。ルブラに比べると葉はほとんど目立ちません。

 アガベ フンキアナagave funkianaの葉裏に模様が出ます。アガベはほかにもキシロナカンサなどの葉裏にこのような模様が出ることが多いのですがフンキアナはとくに明瞭な模様が出ているようです。品種紹介ページでつまらない種などといってごめんなさい。

播種後3年目に入った株。縦長の斑点模様は独特です。

 ギムノカリキウム LB2178 時々話題になるフリードリッヒさん。ナンバーが名前の一部としてメジャーになるのは珍しいかと思います。この種が愛されるのは表面に現れる模様の美しさでしょうか。渋い緑色に白い横線に加えてほんのりと赤みが差しているなんとも日本的な色合いです。
 撮影時には花芽を持っていましたが翌週にはすでに終わっていて開花状態を見ることはできませんでした。

これも購入株です。一度実生にチャレンジしたのですが失敗しました

 ユーフォルビア バリダ こちらは種が入手できず(いつも在庫なし)購入株です。いつか実生していろんな模様のバリエーションを集めてみたいと思っているのですが。
 深緑に白線が顕著な模様も素敵です。

バリダは残った花托跡が魅力ですが、色味も良いですね

 サンスベリア の一種 いつも格安で多肉を供給してくださるメーカーさんからの購入株です。サンスベリアはどうも相性が悪く、これまでにいくつも落としてしまっていますので、今回は地植えで育成中です。

放射状に葉を展開すると模様がつながって同心円状に見えそうです

フィカス このゴムの木の仲間のうち、葉に迷彩模様が出るものがいくつかあり、ホームセンターで気が付いたときに購入しています。成長が早く、15センチ程度の小苗でも一年もたたないうちに1メートルほどの大きさになり見ごたえがあります。
 寒さに弱く、温室の二重ビニールでも葉が傷みました。

フィカス 三色の迷彩模様
こちらも三色の迷彩模様

 セネキオ モンキーツリー この株も購入株ですが、一度下部が枯れこんだため切断して挿し木したものです。何とか復活してくれました。そもそもこの記事を書こうと思ったのはこの植物がきっかけです

セネキオに特有の模様。いったい何故こんな模様が必要なのか

 アロエ・マンガべ 最後にまとめて三枚。アロエは言わずもがなで葉に独特の斑点模様が表れるものが多いです。マンガべも赤いドットが特徴のものが多いです。

特徴的なドット柄 葉先は寒さで傷んでいますが春になると元気になります
マンガべの赤いドット柄。同様の模様が出る植物はあまりないですよね

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