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凶暴?な植物

 「きれいなバラにはトゲがある」とはよく言われますが、ウチで育てている植物の多くにはトゲがあります。植物は何故トゲを持っているのでしょうか。一説によると動物による食害から身を守るためということらしいです。パキポディウム・ラメレイや大型のアロエ、アローディアなどは動物に食べられないほどの大きさになるとトゲがなくなるようなので食害防止というのは本当かもしれません。上の写真は「咲くやこの花館」のラメレイです。幹の下の方はトゲがなくなりつつあります。
 我が家ではアガベなど多くの植物を育てていますが、特に地植えコーナーでは除草作業をする際にかなりの頻度で刺されます。植物からすれば近づく動物に警告を与えているということになるのでしょうが、人間側からすれば成長を妨げる可能性のある競争相手を排除しているのに何故に攻撃するのか?と言いたくなる状況ですね。
 植物のトゲは茎針(thorn)、葉針(leaf spine)、刺状突起体(prickle)に分類され、アガベやサボテンは葉針ですがフォークイエイリアは葉の付け根の部分が葉の脱落後に残って(葉柄)トゲになったりします。ユーフォルビアのトゲは茎針(ハナキリン)もありますがホリダなどは花托が残ったものがトゲのように見えているだけです。
 ということで、我が家の植物たちのトゲを紹介します。サボテンはトゲが当たり前?なので今回は除外しています。

パキポディウム・サキュレンタム 細く鋭いとげが接触を拒否しています
パキポディウム・ラメレイ 生長点付近が最もトゲの密度が高く、ここに近寄るなと・・
ユーフォルビア・ビグエリーのトゲ。葉が茂ると見えなくなりますが凶暴さは変わりません
ユーフォルビア・バリダの花托跡 トゲというには痛くない
ユーフォルビア・フェロックスの花托跡 これも見た目ほど痛くない
ユーフォルビア・ホリダ 上に同じ 個体によって密度が異なります
おなじみアガベ・テマカプリネンシス 先端だけでなく葉縁も武装しています。
アガベ・ケルチョベイ 先端から葉縁に連続した武器を装備
アロエ・アクレアータ 鬼の金棒のようなトゲ。でも和名は鬼切丸
アローディア・プロセア ひょろひょろ伸びていますが触るとかなり痛い。
冬は葉を落とすのでトゲが顕著になります。
ヘクチアの一種 トゲが内側(下側?)に向いているので触れません。
ヘクチア・オアハカーナ こちらも相当に凶暴です
ユーフォルビア・ディディオレオイデス 寄るな触るな弾けて飛ぶぞ
ユーフォルビア・ハナキリン これも痛いです




 

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