夢や「やりたい」は才能

つくづく思うことがある。

『夢ややりたいことがある人は天才なんだ』って。

私は大きな夢も目標もやりたいこともずっとない。
何となく、その時興味のあることや好きなもので「あれになりたい」「これになりたい」と発言していたように思う。

例えば、
・動物が好きだからペットショップの店員やトリマー、獣医
・パン教室に通ったからパン屋さん
・スポーツが好きで得意だと思うからオリンピック選手
・星が好きだから天文学者や宇宙飛行士

どれも本当に口ばかり、想像、否、妄想してただけ。
小・中学生の頃、仲の良かった子は、予てより『歯科衛生士になりたい』とずっと言っていた。
卒業文集にも書いているほど。
そして今、本当に歯科衛生士になっている。

こんなの才能でしかないと思う。

小さい頃から自分のやりたいことに正直に真っ直ぐ進んだ結果だ。
そんな彼女をとても羨ましく思うことがよくあった気がする。

現在の職場の上司にも、同じことを言われたことがある。
「やりたいことがある人は才能があるひとだからね。その人たちを目指すなよ」
“その人たちを目指すなよ” という言葉に、頭を殴られたような感覚になった。
才能ある人たちだとは思っていたけど、私はその人達のようになりたかった。
“目指し”ていたのだ。

図星だった。

それから私はその人たちを見るのではなく、自分自身と本当に向き合った。
そして今まで自分がその時・その瞬間『やりたい』と思ったことに正直に、真っ直ぐに動いていたことに気づいた。気づけた。

だから自分の目の前にやりたいことが現れたらこれまでと変わらず、迷わず掴みにいこうと決めた。
そうして見つけたのが、広島での地域おこし協力隊だった。

特にやりたいこともなく上京した私だったけど、今やりたいことが目の前にある。
この状況がとんでもなく幸せだと、心の底から思っているし、やりたいことをさせてもらえることにとても感謝しているし、その環境を自ら掴みに行けた自分を誇りに思う。
これは私が自分で、自分の力で勝ち取ったもの。
私の才能は、夢ややりたいことがあるということじゃない。

"夢ややりたいことが見つかった時に掴み取れる力"だ。


私の真髄、根っこや幹になる部分だ。
私がどうありたいか、今までもこれからも、

“思い立ったが吉日”

人生ってなんて楽しいんだろう!




Bye!

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