第4回文学フリマ岩手参加レポート


前日譚からつづいて、いよいよ第4回文学フリマ岩手です。6月9日に岩手産業会館にて開催されました。
当サークルにとっては即売会への初出店です。新刊を引っ提げての参加でした。印刷所に原稿を送って本にしてもらうというのは初めてだったので、分からないことだらけでしたが、何とか間に合いました。

さわや書店フェザン店で行われた前日祭には薄い本ですが拙著が並んだようです(9日に現地入りしたので実際には見れませんでしたが、書店様に拙著が並ぶ日が来るなんて……。)

会場に入場して、いざブースの設営です。設営状況はこんな感じです。中央の竹籠の中身は「三界旅客手帖」作中に出てくる品々をイメージしています。
本だけでなくディスプレイの感想までくださった方もいて、とても嬉しかったです。変に拘りすぎたかなと思っていましたが、持って行って良かった。
右手の行灯型看板は実は光るんです。中にペンライトが入っています。
事務局の方の目にも止まっていたようでお声を掛けてもらえました。(ちなみにお手製です)

企画のリレー小説にも参加しました。文学フリマ開催時間中に与えられたお題を使って物語を繋げていくというもので、後日冊子にしたものをいただけるとか(会場にて申し込み)。私は2番目に書いたので、あの後どんな物語が紡がれていったのか、楽しみです。
(ただでさえ遅筆なのにその場で書くなんて……。というのが正直なところではありましたよ。ない頭をフル回転です(笑))

ブースを留守にしてちょこっとお買い物。これも即売会の醍醐味ですよね……。多くの作品と出会ってしまった。どなたかの呟きで見たのですが、即売会での500円は本が交換できるメダルという価値感とは、まさにこのことかと思いました。戦利品はこんな感じです。

まだ読み切れていませんが、皆さん素敵な文章を書かれているな、と。時間を忘れて読みふけっています。私では思いつかないような表現やストーリー展開、これだから文学はやめられませんね。

さて嵐が訪れたのは文学フリマ終了の約1時間前のこと。
「目が合った気がしたので」と、しまや出版さんから声を掛けられたのです。そして、渡されたのは先述のリレー小説企画の未完の原稿。最後に書いた方が「誰かに完結させてもらってほしい」と託していったらしい。
嗚呼、荷が重いですよ!!(しまや出版さーん)
託されてしまったので、何とか着地点を見つけようと頑張りました……。(執筆中に当ブースにお越しくださった方、対応が雑になってしまいすみませんでした)
何とか着地させましたけど、今思えば強引な緊急着陸でしたね(遠い目)
他の人が書いた物語を締めくくることは、新しい話を生み出すよりも難しかったです。
書き終えると、辺りは帰り支度をする人たちが目立ち、ほどなくして文学フリマ岩手終了のアナウンスが流れました。

参加してみて、課題も見えてきましたが、初めてにしては成功だったかなと、甘めに採点しておきます。

さて最後になりましたが、当ブースにお越しくださった方々、拙著を手に取っていただいた方々、そしてお買い上げくださった方々、本当にありがとうございました。
そして、文学フリマ岩手事務局の方々、お疲れさまでした。
来年開催が決まった第5回文学フリマ岩手にも参加したいと思っていますので、ご縁がありましたら、またお会いしましょう。

以上、第4回文学フリマ岩手参加レポートでした。


以下、おまけ
夕飯は職場の人から聞いていた。俺のじゃじゃさん(矢巾町)のじゃじゃ麺です。時間がなく、お腹もいっぱいでチータンで〆られなかったのが残念。次回リベンジします!!

宣伝ですが、BOOTHにショップ「軒陰」開設しています。新刊の在庫の一部を回しましたので、当日お求めになられなかった方も是非に。

それでは、雨が降った日の軒陰で、皆様に新たな物語との出会いがありますことを――。

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