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【DDTはおもろいぞ】ここ2〜3年の主要ストーリーがわかる試合5選(+3試合+おまけ2試合付き)

曲がったきゅうりさんに捧げるnoteです。


曲がったきゅうりさんがnoteで「レッスルユニバースで見れる面白試合を教えてください。サウナの皆様と正田選手、竹下選手、ディーノさんと副社長が気になってます。(強欲)」と綴っていらしたので、うざいのを承知でおすすめさせていただきます。

今回紹介するのは、DDT最高峰のベルト(KO-D無差別級王座)をめぐったドラマが竹下選手を中心にまわっていた(というか強すぎて誰も勝てなかった…)頃の終盤、竹下幸之介と遠藤哲哉の長きにわたるライバル物語の一旦の終着点までの流れがわかる試合になります。

今のストーリーラインにも繋がっている部分なので、この流れを把握していると現在の上野勇希チャンピオン期の解像度が上がるような気がしています。

すべて2022年の上半期に起こったことなので、順に並べていきます。全部見ようと思うと時間がかかりすぎるので、①と②に関しては割愛してもいいかもしれません。
(本当に余計なお世話ですみません!)

①「DDT FREE -January-」22年1月7日(竹下幸之介&上野勇希&小嶋斗偉 vs 遠藤哲哉&秋山準&高鹿佑也)

この頃、やたらサウナカミーナとバーニングの対決が続いており、両者の間には若干ピリついた空気が流れていました。中でも小嶋選手は悩みの中におり、試合後珍しく感情的になる小嶋選手が見れます。

その後、1月30日から開催されたDDTタッグ最強決定リーグ戦「Ultimate Tag League 2022」のメインビジュアルが竹下&上野組のみの採用だったことに対して、遠藤哲哉&秋山準組がツイッターで苦言を呈するといったことなどもあり、サウナカミーナとバーニングの関係性はよりヒリヒリしたものになっていきました。その後なんやかんやあって、当時チャンピオンだった竹下選手に遠藤選手が挑戦表明をし、決戦の3月に突入します。

これが問題のメインビジュアル。カメラマンが雑誌「Myojo」をイメージして撮影したらしいです。遠藤さんが「まだ優勝が決まったわけでもないのにおかしいだろ!」みたいなことを言っていた記憶があります。それはそう。

②「Judgement2022 TOUR in OSAKA」22年3月13日大阪・すみのえ舞昆ホール(竹下&上野勇希&勝俣瞬馬&小嶋斗偉 vs 遠藤哲哉&秋山準&岡田佑介&高鹿佑也)

3月20日に控えた竹下選手vs遠藤選手のタイトルマッチに向けた前哨戦のラスト試合でした。各チーム4人のメンバーから2人を選抜しタッグマッチを行い、敗者は失格となり、負けたチームは1人を補充してタッグマッチを続行。これを繰り返して、相手チーム3人を敗退させてタッグマッチの継続を不可能にしたチームが勝利となる「スペシャルサバイバルタッグマッチ」という特殊なルールで行われました。ルールが面白く、ハラハラします。

③「Judgement2022~DDT旗揚げ25周年記念大会~」22年3月20日両国国技館(<王者>竹下幸之介 vs 遠藤哲哉<挑戦者>)

遠藤選手が同期であり、長年のライバルであり、コンプレックスの対象でもあった絶対王者・竹下選手に挑む試合です。試合が長いので大変なのですが、煽りVTRから最高です。ちなみに、この頃の煽りVTRはガンプロ所属の元フェロモンズ・今成夢人選手が監督していて、毎回選曲が神がかっていました。

④ 「Day dream Believer 2022」3月27日後楽園ホール(遠藤哲哉&岡田佑介&高鹿佑也 vs 竹下幸之介&上野勇希&小嶋斗偉)

両国でのタイトルマッチから1週間後、サウナカミーナとバーニングの戦いの中で小嶋選手を中心にドラマが動きます。小嶋選手の奮闘と、渡米を控える竹下選手に刺激を受けた上野選手が新たな決意を表明します。
一方で、勝俣選手も「尻を出すか出さないか」をかけた壮絶な試合を繰り広げており、笑いと涙が入り乱れた大会になってます。

⑤ 「April Fool 2022」 4月10日後楽園ホール(遠藤哲哉&秋山準&坂口征夫 vs 竹下幸之介&HARASHIMA&アントーニオ本多)

遠藤選手が自身の「デビュー10周年記念試合」に竹下選手を指名し、3対3のタッグマッチを行いました。そして、これが竹下選手の渡米前ラストマッチになります。試合後、竹下選手、遠藤選手、上野選手がそれぞれの思いをぶつけ合います。竹下幸之介と遠藤哲哉のストーリーが一回完結を迎え、そしてまた新たなドラマのスタートを感じさせるシーンでした。
(あまりの名シーンぶりに試合後のマイクパフォーマンスのみYouTubeで上がっています。サムネがネタバレになるのでURLだけ貼っておきます!→https://youtu.be/biJ-2o-0HZ0?feature=shared

「竹下無きDDTを誰が引っ張っていくのか?」というのが22年〜23年のテーマにもなっていた気がします。そうした中で、22年6月には遠藤選手に予期せぬアクシデントが起こってしまい…なんやかんやあって、今の上野勇希政権に繋がっていきます。

さらに、22年3月は「竹下vs遠藤」というDDTの正史と並行して、「まっする6」というDDT裏面史の方も動き出しており、サウナカミーナ、特に竹下上野の情緒がだいぶ壊れている時期でもありました。そんなに泣くか?というくらい涙に濡れた3月、若者たちの青春の瞬きを見た気がします。

この時期の裏話は下記の記事でも読むことができます。

この流れを押さえると、竹下選手がなぜ今アメリカで頑張っているのか、上野選手がなぜ今ああいうチャンピオンになったのかということが見えてきて面白いですし、遠藤選手のことも気になるのではないかと思います。

正田選手、彰人選手、男色ディーノ選手の試合も気になるとのことで、以下の3戦をおすすめします!

「初夢2023」2023年1月3日後楽園ホール(竹下幸之介 vs 正田壮史)

正田選手は練習生のときから「竹下選手にどこか似ている」と言われていたのですが、正田選手のDDT入門が2022年5月、竹下選手がアメリカに行ったのが4月なので接点がないままでした。そんな矢先に竹下さんからのご指名で実現したカードです。実力差は歴然ですが、正田選手が意地を見せます。今後エースとして推されていくであろう正田選手なので、この試合は将来的にもすごく意味を持っていくだろうなと予想しています。

【ノーカット版】蛍光灯IPPONデスマッチ 王者 彰人 vs 挑戦者 朱崇花 2019.7.15 大田区大会

「蛍光灯IPPONデスマッチ」は近年の彰人さんのヒットシリーズです。YouTubeでノーカットで見られます!対戦相手の朱崇花選手もとんでもない人で、MAO選手の相棒だった時期も。とんでもない人はだいたいMAOの友達。

「April Fool 2021」2021年4月11日 後楽園ホール(KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負 <王者>秋山準 vs 男色ディーノ<挑戦者>)

今まで漁った試合動画の中でも、個人的に5本の指に入るくらい好きな試合です。何回見ても涙腺にきます。ちなみに、煽りVTRに少し出てくる樋口選手と秋山選手の因縁シーンも、22年〜23年にかけての試合で回収されていきますが、ここでは説明しきれません。本当にプロレスはキリがないです。

(おまけ1)竹下選手、勝俣選手、上野選手、彰人選手の女装が見られる試合
ハラ・シマ子&平田一子&上野勇子 vs 竹下恵子ジュニア&彰子&カルーセル♡シュン(2019年7月30日新宿FACE)

女装がお好きでしたらご覧ください。綺麗だったりそうじゃなかったりします。カルーセル♡シュンはその後もDDTのリングに登場します。また、竹下父が会場に見にきており、上野勇子に一目惚れしたといった逸話も。

(おまけ2)まっする6 -下北ONE PLUS ONE-【千秋楽】

これはもう見てるかもしれないのですが、「まっする6」千秋楽の終盤に「プロレスとはなんぞや」という問いに対するスーパー・ササダンゴ・マシン(マッスル坂井)さんの一つの解がテキストで提示されます。この解をどうにか海青くん(とLDH)に伝えたくて伝えたくて…!

以上になります。
本当に長くなってすみません。
まだ見ていなくて気になるものがあればぜひご覧ください!
そしてどうか幸せなプロレスライフをお過ごしください。

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