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独学宅建合格ロードマップ(3ヶ月前まで推奨)

はじめに

令和5年度の宅地建物取引士(通称:宅建)の試験を受けた高卒社会人25歳です。

本気で取り組んだのは試験前1ヶ月で、無事に1発合格できました。
いま振り返って、こういうロードマップがあれば良かったという内容をまとめています。

まさか5,000文字に迫る超大作になると思っていませんでした。
皆様のお役に立てば幸いです。

あ
合格後したらこんなの届きした!

SNS等では、「1週間で合格した」「3日前から徹夜して合格した」などの声も聞こえてきます。
はい。そんな声は無視しましょう。
多分その人たちはすんごく頭良いです。
すんごく頭良い人達は放っておいて、忙しい社会人に合わせて余裕を持って最低3ヶ月は必要だと考えたので、「3ヶ月前まで推奨」とさせていただきました🫡

このロードマップ+独学する自律力があれば、塾やスクールに行き十数万円もの大金を支払うことなく、お得に宅建合格に近づけます。

某大手の料金表らしい。ご参考までに

独学宅建合格ロードマップの概要

ロードマップさえわかれば、あとは気合いでどうにかなる。

まず、この記事はロードマップを示すものであり、試験問題の内容の解説、過去問の解説、暗記用の語呂合わせなどは記載していません。
試験問題の内容や解説については、google先生に聞きましょう。
ぼくは1ヶ月程度気合い入れて合格しただけの青二歳です。

ただ、試験自体は「暗記+文章読解力」が100%なので、このロードマップさえわかってしまえば、あとは勉強するだけ。という状態になれます。

…じゃあ、何が書いてあんだよ!?という声もあると思います。
この記事では、こんなことを紹介していきます。

・試験まで残り1ヶ月での絶望…合格までの道のり
・宅建という敵の全体像
・受験時&合格時に絶対にかかるお金まとめ
・独学のスケジュール提案
・過去問の採点する時のポイント
・教科書と問題集のおすすめ(6,000円程度)
・無料教材おすすめ
・有料WEB教材おすすめ(10,000円程度)
・宅建に使ったお金総まとめ(XXXXXXX円?!)

大切なのは「投資と回収」の思考だと思います。お金にも時間にも言えます。


筆者の合格までの道のり


物語仕立てでお送りするので、ムカつく方はスキップ願います🙏

8/1(試験約2ヶ月前)から宅建の学習を本格的にスタートしました。
分野ごとにテキストを読み、問題を解き…の繰り返し。
仕事前か仕事終わりに毎日2時間程度、週6程度だったかと思います。
休みの日は図書館で5時間ほど時間を取り、一気に進めていました。

この時は、宅建の試験を舐め腐っていたので、問題も解いているしこの調子で余裕で合格できると思っていました。
今思うと、シンプルに始めるの遅い。笑

そんなこんなで時は経ち…試験1ヶ月前の2023/9/15(ぴったり試験1ヶ月前)
「うし!過去問やっぞーー!」
舐め腐っていたので、自信満々で初めて過去問を解きました。
結果、得点は50点満点中の22点でした。
ちなみに、合格ラインは例年35点前後と言われています。
…はい、そうです。シンプルに不合格です。

友人に
「もしも、宅建落ちたらドラム式洗濯機プレゼントするわ!笑」
とか言うてたので、このままやと20〜30万の出費です。絶望。

ですが、そこから反省し自戒し猛勉強しました。
結果、2023/11/21の宅建試験の合格発表の時には、無事合格を勝ち取りました。

🔥試験残り1ヶ月の詰込戦略(具体的)

おまたせしました。
ここからは具体的なロードマップを記載していきます。

試験までの残り1ヶ月は、徹底的に毎日このタスクと戦いました。
詳細のサイト紹介等は、後ほどします。

・毎日過去問1年分解き、復習までやる。
・採点時に、各科目ごとの点数を出して理解度を確認する。
・点数が30点越えるまでは、宅建業法と法令の2科目に絞って復習する。そうしないと、1日1年分の復習は時間が足りない。
・常に間違えた問題や理解度の足りない知識を頭に浮かべ、机に向かう以外の時間で頭に刻み込む
・問題を解く順番を工夫する。筆者の場合↓
 ①問46〜問50免除    →頭の体操
 ②問26〜問45宅建業法  →疲れる前に暗記した成果出す
 ③問15〜問25法令税等  →疲れる前に暗記した成果出す
 ④問11〜問14権利関係   →権利の中でも借地借家など暗記でいける場合有
 ⑤問1〜問10権利関係  →国語力メインで戦う(運に任せよう)

はじめは復習に時間がかかるので、超ハードでした。
慣れてくれば復習のボリュームもグッと減るので、ハードのは最初だけと信じて臨みましょう。

ただ所詮1ヶ月も頑張りきれない人間は何も成し遂げられません。今までサボってきたから当然の結果だ。
と自分にムチ打って頑張りましょう!

もし中途半端に勉強して落ちるくらいなら、勉強する時間もお金ももったいないです。
もし受験するなら、精一杯努力して「1発合格」目指しましょう!!

僕もそう言い聞かせてやりました!
あなたなら絶対できます!

1ヶ月前からでも遅くないです


宅建という敵の全体像

🔥スケジュール攻略

ちなみに、宅建の試験は1年に1回です。

まず、合格のためには申し込みしないと絶対不合格です。当然です。
試験日から逆算して対策するためにも、スケジュールは早めに知っておきましょう。
現状でわかる日程、予想日と公式サイトのURLを記載します。(2023年12月現在)

①申し込み
 ・郵送      →7/1〜16
 ・インターネット →7/1〜31
②試験会場の通知ハガキ届く
③受験票のハガキ届く
④試験日
 例年通りだと、10/20(日)?
⑤合格発表
 試験日から約1ヶ月後なので、11月末頃?


🔥宅建の試験内容の構成


大きく分けて3科目に分かれます。
かっこ内は得点配分と割合です。

◻️合計50点満点、例年35点前後が合格ライン
・宅建業法(20問/50問中 ⇒ 40%)
・権利関係(14問/50問中 ⇒ 28%)
・法令、税等(11問/50問中 ⇒ 22%)
  ➕
・免除科目(5/50問中 ⇒ 10%)
 ※免除者は解かずに45点満点で勝負です。ただ、免除せずともサービス問題レベルの5問なので安心しましょう。全く不利じゃないです。


この内容を見てもわかる通り、宅建業法と法令税等を抑えるだけで31点取ることができます。
それに加えて、サービス問題レベルの免除科目を5点取れれば、合計36点となり合格圏内に食い込めます。
権利関係の科目は大嫌いだったので、僕はこれ聞いて希望もてました笑

🔥科目ごとの優先順位と試験の難易度

各科目の勉強すべき優先順位と試験の難易度もまとめます。
宅建業法
(圧倒的最優先、難易度は暗記次第、宅建の40%を占める。)
②法令税等(優先順位2位、難易度は暗記次第)
③権利関係(優先順位3位、難易度は年度によって超難問あり)
④免除科目(早くても試験1ヶ月前から対策すれば十分。暗記範囲も狭め)

といった感じで、科目によって占める問題数の割合も難易度も平等ではありません。
ですので、対策に割く時間は平等にせず、主に宅建業法と法令に絞ることを強くオススメします。

受験時&合格時に絶対にかかるお金まとめ

さすがに無料では受けさせてくれないようです。
下記に、お金まとめます。

・受験料:8200円ほど
・合格して講習を受ける場合:25,000円ほど

合計して、ざっくり35,000円ほどかかります。
講習高ない?ってびっくりしました。笑
でも、実務経験があまりない場合にはこの講習が必須なので、受けないと免状が発行できません。地獄ですが仕方ありません。

もし、合格発表前に自己採点で合格が確定している人は早めに講習に申し込みをすれば、割引している会社もあるようなので、ぜひ調べてみてください。


超有益な独学者向けの教材まとめ

🔥テキスト&問題集のすゝめ

オススメする教材は下記です。

ポイントとして、各科目の単元ごとにテキストと問題集がリンクしているものが良いと思います。
僕も実際にトリセツシリーズの2023年版を、「基礎知識のインプット
+過去問の復習」
に活用して合格に近づきました。


🔥オンライン教材のすゝめ(無料版)

独学者で学習が遅れている方もそうでない方も絶対に見るべきなのが、
宅建吉野塾、というYoutubeチャンネルです。
僕は吉野大先生と勝手に呼んでいました。笑
界隈では有名人なので、ご存知の方も多いかと思います。

特に試験2ヶ月前の8月頃にアップロードされる
「出るとこ集中講座シリーズ」は必見です。

ぼくも9/15の試験1ヶ月前から見始めましたが、神です。
もっと早くに見つけていれば、、、とガチで思いました。
受験をきめているのであれば、早めにチャンネル登録しておきましょう。


次に、過去問のデータや復習の参考サイトも一応ご紹介します。
ただGoogle検索すれば、大量に他の候補もあるので自分でも見てみることをお勧めします。


🔥オンライン教材のすゝめ(有料版)

これまた吉野大先生の宣伝になってしまいますが関係者ではありません。笑
それほど有益で助けられましたし、皆さんの助けになるかと思います。

上記の宅建吉野塾がオリジナルコンテンツも販売しています。
この中で、僕が特に活用したのがワンコイン模試鬼特訓シリーズです。

☑️ワンコイン模試はその名の通り、模試1回分がなんと500円で購入できます。
それが2回分あったので、合計1,000円でオリジナル視点の模試に取り組めます。
データで貰えるので、印刷すれば何度でも解き直しできます。

無料分の模試もありますが、ワンコインで買える有料版の模試も強くオススメしたいです。

☑️鬼特訓シリーズは、科目ごと+単元ごとにピンポイントで力をつけられるオリジナルの過去問集という認識で良いと思います。
この鬼特訓で試験直前によりパワーアップできました。

、、、なんか信者みたいですね。笑
こう振り返ると独学と言いつつ、いろんな教材やいろんな方の助けを得ながらの合格だったと感謝が湧き上がってきました。
ありがとうございます🙏

↑こちら教材のサイトです


結局、宅建に何円使ったん?

ザル勘定で申し訳ないですが、ご参考までにどうぞ💁

・受験料、8,000円
・テキストや問題集、8,000円
・吉野塾、11,000円
・合格後の講習費用、25,000円
                 =52,000円

、、、いかがでしょうか?
意外とかかりますよね。笑

ただ今後、宅建の資格を活用して稼ぐお金、再受験でもう一度勉強する時間とストレス、テキスト等を買い直すお金などを考えると、すごくコスパ良く感じます。
せっかく勉強するなら諦めずに1発で合格目指しましょう…!

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