今回の都市伝説はみなさんが夢の中で出会ったことがあるかもしれない男性の話です。興味を持った方はぜひご覧ください。

彼の名はThis Man

この話は2009年に話題に上がった都市伝説です。多くの人々が夢にこの顔の男性が出てきたと証言しています。その数なんと2,000人を超えています。

2,000人って数は流石に異常ですよね。

あまりにも多くの人がみたため、This manという専用にWebサイトまでできてしまいました。そこには人々の体験談などが掲載されています。

実際に書かれている体験談

・夢の中でじっとこの男性に見つめられていた

・夢の中で彼に追いかけられた

・夢の中で徐々に近づいてきた

など怖いものがあります。

やりすぎコージーで取り扱われた

このお話は4年前くらいにやりすぎコージーで取り扱われました。その時に日本人でも夢の中でみたことがあると言い出したのです。

みなさんは夢で会ったことありますか？

この画像の出自について

2006年にとある女性が精神科に『夢に現実で会ったことのない男性が登場する』と訪ねたことが始まりです。

精神科はその男性のモンタージュを作成することに決めました。そしてそのモンタージュは机の上に置いてあったのですが、数日後に別の患者が訪れた際にその患者も夢に机の上に置いてあるモンタージュと同じ男性が登場すると言い始めたのです。

当然不思議に思った精神科医が同僚の精神科医にこの男性を拡散しました。すると4人もの患者がこの男性をみたことがあると申し出たのです。

この流れでどんどん拡散していく流れとなりました。

この男の正体は？

This manの正体にはいくつかの説が存在しています。

❶Fromやりすぎコージー：政府か秘密組織による大掛かりなマインドコントロールの一貫ではないか？ということです。方法はテレビや広告などを使って植え付けているのではないか？ということですね。

実際にアメリカのMKウルトラや日本の731部隊などの例があるため、可能性は0ではないでしょうね。

❷宗教的な説によると、神がこの画像の男性に擬態したものではないか？という内容です。

個人的にはこれは誰かが適当に作った話という感想を抱きますね。神がわざわざこの男性の顔になるとは思えません。。。笑

❸ドリームサーファー説：実際にこの男性が現実に生きており、人々の夢に入り込むことができる能力者であるという説です。

夢に入り込むといえば・・・映画「インセプション」を思い浮かべますよね。

インセプションの内容は人々の夢に入り込み、情報を盗み取るというものです。似てるとは思いませんか？

実際にドリームサーファー=夢をサーフィンする人々が実在しており、そのうちの1人なのかもしれません。

実はこの話は全て創作だった！！

ここまで話てなんだそりゃ？と思われるでしょうが、実はこれ全てある男性の作り話だったのです。

男性の名前はアンドレア・ナトレといいます。イタリア人社会学者で広告代理店を経営しており、『ゲリラ・マーケティング』を専門にしています。

ゲリラ・マーケティングとは？

このマーケティング方法は人々に勘付かせずにマーケティングを行うというものです。

【例】

街で見かけるグラフィーディ

こういうやつ見たことありませんか？シャッターとかに書かれるやつですね。若者がメインでやるイタズラみたいなものなのですが、若者が描いたと見せかけて実は企業の広告を載せていたなどが実際に存在します。

あとは街中で人々が踊り出すフラッシュモブなども広告の手段です。

アンドレア氏の会社は嘘の情報を作り、それを本当かのように見せかけて行う広告手段の一つだったのです。

そしてこのタイトルのThis ManはThis Manという映画のタイトルで、その映画の広告を行うためにこの嘘の情報を流したということですね。

まとめ

こう聞くとガッカリするかもしれませんが、冷静に考えればすごいことだと思いませんか？

人々に本当に真実だと思わせて、ここまで話題にさせる能力には驚きを隠せません。

実際にこのThis Manをいまだに本当の話だと信じ込んでいる人が大勢いて、いかに真実と嘘が世の中を作り上げているのかが分かりますよね。

ちなみにこの男性は世の中にいる男性の平均で作り上げた顔なのだそう・・・だからこそ何人かは見たことがあると信じてしまうのかもしれませんね。

嘘も世の中が真実になる。本当は黒色でも多くの人が白色だと認識すれば白色になってしまう世界です。

みなさんも何が本当で何が嘘か見極める能力を培いましょうね！それでは！