見出し画像

4月から初めて支援学級の担任になる先生へ

この4月からはじめて支援学級担任となる先生、何から始めていいかわからないことも多いかと思います

ブログやHPなどで諸先輩方が既にレクチャーしている内容ですが、私の経験(中学校ですが)も参考になればと思ってまとめてみます

【担当生徒について】
・生徒指導記録や、支援指導計画をよく読む
・前任者が学校にいれば直接話を聞く。いなければ学年主任など関わった先生から話を聞く。新入生なら小学校の話も聞きたい
・ただしあまり先入観は持たないようにする

【校内連携について】
・支援学担は孤立しがち。また支援に理解が乏しい先生も多いので、
・所属学年の主任、生徒が所属する学級の担任、教務、教頭とは仲良く
・体育など実技教科の先生とは協力して、できれば授業をお任せできるように
・自分が出張や年休の際の支援体制を確認しておく

【教室環境】
・仕切り(パーテーション)はたくさんあってよい。特に情緒学級の場合、学習用と個人用の学習机は必須。1平米スペースをつくるとクールダウンに役立つ
・仕切りは家電屋でもらえる冷蔵庫用段ボールが便利
・教室内をあまり飾り立てなくてよい。特に黒板側には掲示物ないほうが集中できる
・ハサミなど刃物はしっかり管理

【時間割と学習体制】知的
・生活単元学習と作業学習について知識を入れておく
・実技教科は可能ならば交流学級での学習にする。サポートする教科担任や支援してくれそうな生徒の把握は必要
・教育課程を確認するが、実際にどういう学習をするかは生徒の実態に応じ柔軟に対応
・ものづくり学習のネタはいろいろ仕入れておく(木工、紙工など)

【時間割と学習体制】情緒
・普通学級と同じ学習をするのが基本だが詰め込みはできない
・学級で授業をする先生との連携確認
・授業に参加できない場合や情緒不安定時の居場所の確保
・一人で対応できないときの応援体制の確認

【普通学級生徒との協力】
・学校行事などでは所属学級に任せることが多くなるので、支援してくれる生徒の確保は重要
・支援級生徒に対し意識的や無意識に差別する生徒も多い。4月の学年集会などで障害者理解と差別は許さない姿勢を明確にしておく

【保護者との連携】
・学級通信より個人の連絡帳を活用
・始業式後、なるべく早めに保護者とは直で話をしたほうがよい
・保護者の意向は優先。とにかく早く保護者を味方につけること
・学校での生活や学習状況はできるだけわかりやすく伝える

他にもいろいろあるのですが、さしあたり簡単にまとめました。
もし質問などあれば連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?