練習@BBO PREの効果

CIV6で制覇勝利しかできない脳筋のKKTです。


BBOドラフトマッチ3決の相手と、3決の前に練習試合をしていたのでそちらから振り返っていこうと思います。


PREの効果

あなたはWEST。

4番ボード、both vul 1番手

KJT6432
T62
85
J

1番手、2Sか3Sのどっちでオープンするのが良いでしょうか?











実際のハンドと展開は下です。

画像1

自分は2(マルチ2D)でオープンして、敵は6Cに到達してメイクされました。テーブルでは2Dと3Sはどちらでもよいと思ったのですが、2番ボードでこちらのマルチ2Dオープンから、敵は悪い3NTに突っ込んでいたので2匹目のドジョウ狙いで2Dオープンにしました。

後から振り返ってみると、3Sオープンの方が良かったです。まずマルチ2Dはスーツが分からないのが欠点なので、迷うような手はやりすぎない程度に3Mオープンする方が良いと思います。今回は3Sが全然やりすぎでは無いので、相手が2番ボードでマルチ2Dから失点していたのを考慮しても、3Sで良かったように思いました。



結果的には3SでオープンすればNorthがビッドに困る形でした。3NTか4Cですが、4Cにはちょっとバリューが足りていないので3NTを選びそうです。その後NSで6Cをビッドするのはなかなか難しかったんじゃないかと思いました。

まずサウスが3NTに対して何をビッドするのかが微妙で、特に取り決めが無ければ4D、4NT、5D、6Dあたりからの選択になると思います。4Dがダイヤのスラムトライだという自信があれば、それが良さそうなのかなと思いました。特別な取り決め、例えばローゼンクランツを使っているなら4Cが良さそうかなと思いました。

ローゼンクランツは下記のようなビッドです。

(3S)-3NT-(P)-?

4C=ASK
4D=TRF to 4H
4H=TRF to 4S(敵スーツへのTRFはmSS)
4S=minor 1スーターST

(3S)-3NT-(P)-4C;
(P)-?

4D=NAT
4H=NAT
4S=cue、20-22くらいの強い手、シェイプ不明
4NT=16-19くらい、BAL風
5C=NAT

要は3NTのビッドが広範囲(16-22, may have long suit, maybe unbalance)なので、4Cで点数レンジとハンドパターンを聞くという発想です。今回のハンドなら、(3S)-3NT-(P)-4C;(P)-5C-(P)-6C///となると思います。5Cは6枚以上のクラブを持った15-18くらいの手なので6Cがちょうど良さそうと判断できそうだと思います。

自分はローゼンクランツが使い勝手良くて結構気に入っています。たぶん4Cがステイマンよりはいいんじゃないかと個人的には思っています。良さそうだと思った方はぜひ試してみてください。



続いて、

アドバンサーのニュースーツビッド

あなたはWEST。

5番ボード、they vul 4番手

832
T6
84
AKJ972

(1H)-2D-(2H)-?

What is your call?















実際のハンドは下です。

画像2

自分はWESTでパスを選択しました。クラブをビッドしたらフォーシングかノンフォーシングか自信が無かったのと、シェイプが良くないのでパスしました。なお、裏は3Cをビッドしていました。

この3Cがフォーシングなのか、ノンフォーシングなのか気になったので、終わった後にHプロに聞くと、「レスポンダーがビッドしたらノンフォーシング、レスポンダーがパスしたらフォーシング。」だそうです。たしかに、競り合いの展開ほどビッドしたいですし、相手にも点数が有りそうなのでノンフォーシングでの運用が良さそうでした。

そして、これは終わった後に気づいたのですが、自分たちは1X-(OC)-2X-?の展開でルーベンソウルを使っているので、2NT(クラブスーツ)をビッドするのがちょうど良かったです。ルーベンソウルは競り合いも強い手も比較的安定するので運用しやすいのが良いところなので、使える場面で積極的に使っていきたいです。



次はパートナーの上手なプレーを見たハンドです。

50ブレークのプレー

あなたはEAST。

6番ボード、we vul 1番手

A9854
AK
J9
KJ86

1S-(4D)-4S///

オープニングリードはDKが出ました。

KQ3
97432
72
AQ7

A9854
AK
J9
KJ86

T1:DK-2-A-9
T2:HT-A-5-2
T3:S4-D6-K-2

Plan the play.










実際のハンドはこちらです。

画像3

T4以降は、

T4:H3-J-K-6
T5:C6-4-Q-3
T6:H4-C2-S5-H8
T7:CK-T-7-5
T8:C8-D3-A-9
T9:H7-D4-S8-HQ
T10:CJ-D5-SQ-S6
T11:H9-ST-DJ-D8

とプレーして最後はスペードの打ち込みになって5メイクでした。ダイヤのブレークが72か81と分かっていて、スペードのブレークも分かっているので、後はサイドスーツの触り方に気を付けながらスペードをできるだけ多く勝とうとするようにプレーしていました。T11でダイヤのルーザーをうまく使っているのも上手でした。後から見ればうまくプレーできそうなハンドですが、テーブルでしっかりプレーするのは流石という感じです。

なおダイヤが三巡続いた場合も、ダミーのS3でラフしてから同じようにプレーするとたぶんメイクしそうな気がします(未検証)。



続いて、

高い台のジャッジ

あなたはWEST。

7番ボード、both vul 2番手

Q52
AQJ974
AQ2
A

(1S)-X-(3S)-P;
(4S)-?

3S=S4+,PRE

Xと5Hの選択となったハンドでした。どちらを選びますか?














実際のハンドです。

画像4

テーブルではXが選ばれてEASTの5Dになりました。悪くないコントラクトですが、6Hが良いコントラクトでした。今回は5HをビッドしてもEASTがどうジャッジするかは難しいですが、スペードボイドで4枚サポートなので6Hにレイズする選択もあり得ると思います。

終わった後、Hプロにジャッジを聞いてみると、Xより5Hが良さそうだと言ってました。ダミーのスペードは1枚以下と想定できるので、ハートのサポートも期待できるから5Hが良いみたいです。たしかに5Hは悪くなさそうで、6Hまであり得そうな雰囲気があるので、ここは5Hでハートのストロングと示すのが良さそうなのかなと思いました。

ちなみに我々のテーブルではSouthが3Sをパスしたので4Hをビッドできました。パートナーはパスしていましたが、ここでは4Sをビッドしてスラムトライしても良いんじゃないかと思いました。必要なカードはHAK,DAK,CAKから5枚もしくはサイドスーツのショートですが、パートナーのX then 4Hがハートのストロングハンドで、敵にはスペードの点数が多そうなことを考えれば6Hも十分有りそうで、5Hは大丈夫そうなので4S then 5Hとビッドして6Hにトライするのが良さそうだと思いました。2key無くてもRKCBで確認して止まれるのも良さそうです。



以上となります!

試合は28-7で勝ちました。全体的に内容も良かったので、この調子で日本リーグも頑張りたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?