スターズからプロモ来る来ないで合格発表前のようなどきどきを感じている、スターズの奴隷ことKKTです。

R4は賑やかなチームが相手でした。早速振り返っていきます。

介入の善し悪し

こちらは全体のハンドから、

表：(1C)-(1S);(1NT)-(2C);(2S)-(4S)///
裏：1C-(X)-1S;1NT-3NT///

表はフリーランでビッドが進んで敵の4Sになり、クラブリードからスペードを外して1ダウン。
裏はうまく4Sを回避して3NTになり、スペードを当ててメイク。チームメイトは「スペードのブレーク悪そうなので3NTにしました」と言ってました。たしかにテイクアウトが入ってスペードのブレーク悪そう、かつ自分のスペードも無いよう悪いので3NTに向かうのは合理的です。裏ペアの上手なジャッジでした。

続いて、

どっちのボードなのか?

あなたはイースト

19番、they vul 1番手

KQ92
J
AKQT6
Q92

1D-(P)-P-(1H);
X-(2D)-2S-(P);
P-(3H)-P-(P);
?

アクションはどうしますか？

実際のハンドは、

自分はテーブルでパスを選択。理由は、
・パートナーはスペード5枚持ちの弱い手が多いのでスペードは取れなさそう、ダイヤも3つは取れなそうなので相手の4Hが近そう
・3Sは良さそうだが、相手に4Hをビッドされたときに困る
相手に4Hをビッドされるリスクを重く見たということです。

試合後、裏のHプロにこのハンドどうしたら良かったか聞いてみると、「3Sをビッドしたいです。相手は3Hをパスしているので普通4Hはビッドしないですし、プレーした方がスコア良くなりやすいからビッドが有利と思います。」とのことでした。
たしかに言われてみれば4Hが良いときは3Hで流れてくることは少ないので、ビッドが良さそうな感じします。

視点を少し変えて、今度はパートナーのハンドについて考えてみます。
1Dをパスして2巡目に2Sをフリービッドしているので、
①スペード5枚以上の手が本命、
②スペード+ダイヤの手が次点
となります。下のような、

①
Jxxxx
xxx
x
Kxxx

②
Txxx
xxxx
Jxx
Kx

こんな感じの手がいそうで、4Sが結構近いです。
スペードが6枚有ったりクラブが短かったりすればかなり4S出来そうなので、

1D-(P)-P-(1H);
X-(2D)-2S-(P);
?

この段階で3Sをビッドするのが良かったです。パートナーが上位50%程度の手で4Sへレイズしてくれればそのうちの半分以上メイクしそうです。次はテーブルで3Sビッドできるようにしたい。

続いて、

1の台のフォーシングパス

あなたはイースト。

19番、We vul 4番手

K964
AJT7
3
K963

(1D)-P-(P)-X;
(P)-P-(XX)-P;
(1H)-P-(P)-?

パートナーの1Hへのパスはほぼフォーシングです。アクションはどうしますか？

テーブルでは1NTをビッド。Xと迷ったのですが、
・表でハートアナーを持ってて1Hxを守るのが不安
・こちらだけバルなので3NTを目指した方がスコア安定する
という理由でNTをビッドすることにしました。

(1D)-P-(P)-X;
(P)-P-(XX)-P;
(1H)-P-(P)-1NT;
(P)-3NT///

3NTになってオープニングリードはH3、

A87
54
AKQ76
T87

K964
AJT7
3
K963

T1:H3-4-8-J

プレーの方針はどうしますか？

実際の配置とプレーは、

T1:H3-4-8-J
T2:S4-2-8-T
T3:DT-3-4-A
T4:DK-2-C3-5
T5:DQ-9-C6-8
T6:D6-H2-H7-J
T7:HK-5-6-A
T8:S6-Q-A-3
T9:D7-C4-HJ-C2
T10:S7-5-9

でメイク。右手は4324風、左手は2452風だったので左手にスペードアナーダブルトン期待すれば3つ取れそう、後はサウスにダイヤかハートでスローインすればCKが勝つ、というプランです。
裏も同様の展開で3NTへ。HKリードを手で勝ってDA,S8流し→Qから1ダウンで12取り。

このボードは1Hxを避けて3NTに到達、プレーで得点と良いところが多いボードでした。こういうのを増やしていきたいです。

REGとの読み合い

あなたはイースト。

24番、both non vul 3番手

Q7
KQ3
Q76543
64

P-(1NT)-P-(2C);
X-(2H)-P-(4H)///

右手(REG)の4H、オープニングリードはC6を選びました。ダミーは、

KT854
JT752
K
J8

T1:C6-8-A-5
T2:D2-9-5-K
T3:CJ-Q-K-4
T4:DA-6-S4-J
T5:HA-3-2-9
T6:H4-Q-5-C2
T7:HK-7-D8-6

次に何を出しますか？

取れるところはスペードのみ。見えてないのはSAとSJですが点数的にSAはディクレアラーなので(HADACK+SAで15点)、パートナーにSJを期待することになります。

パートナーがダイヤ3枚以上持っているので、ディクレアラーのシェイプは3433か3424ですが、3433であればダイヤ切ってからエグジットしそうなので3424濃厚です。
ダイヤはラフディスの可能性が高いのでパートナーにJxx(J9x)のスペードを期待してスペード出しました。SQ出すとJxxのときにディクレアラーのゲスが残るのでSQにしました。

実際の配置は、

ディクレアラーは少し考えて、SK取ってスペードフィネスされて作られ。
こちらは1-2分程度ダイヤ出すかスペード出すかで悩んでいたので、しっかり考えた上でのSQだからQx有りそうと考えたのか、単純にパーセンテージが良いからか。真相は闇の中ですが、REGと読み合いができたので楽しかったです。

このラウンドも表裏調子よく18VP強取って勝ち。2-3位くらいの良い位置につけて１日目の最終ラウンドへ。続く。