苦手を克服しても、上手になったわけではないのよね。
最近、長年のコンプレックスだった「絵が描けない」という苦手意識が少し解消された。お子様向けお絵描き教室に参加した成果だ。
そのおかげで、下絵を描けなくて諦めていたフランス刺繍に挑むきっかけにもなり、自己流でBT21のTATA ちゃんとSHOOKYちゃんを完成させた。
こうなると、やはりBT21のキャラ全員分を作ってみたくなる。しかし、次のお絵描き教室の開催日は未定。
でも、作りたい。一度沸き上がった創作意欲が止まらない。そこで私、いいことを思いつきました。
私が絵を描かなくても、すでにキャラがあるのだから、上からなぞって写せばいいじゃないか!
「描く」でなく、「写す」。これなら、さすがに私でもできるでしょう。
ということで、さっそくトレーシングペーパーを入手し、ネットから画像を引っ張り、タブレットの上からなぞって、さくっと終了。
やっぱりね、私でもできるのよ、これぐらいは。なんてったって、苦手意識少し克服したからね。
さて、気になる仕上がりはと言いますと。
あれ???
写すだけだから、そんなに難しくないし、どこも間違っていない。なのに、どこか違和感のあるKOYAちゃんがそこに。
もしかしたら私の目の錯覚かもしれないので、念のため、横にいた娘に確認してもらったら、やっぱりなんか違うという返答。
そこでようやく自覚しました。
少しぐらい苦手意識を克服したからって、絵が上手になるわけではない。そもそも絵が苦手な人は、写すことも苦手なんだなと。
でもね、たった一度の挑戦で諦めるのもよくありません。もうちょっと練習すれば、それなりに似てくるでしょう、たぶん。
長年の苦手意識を少し克服したので、なんだか絵が上手に描ける人になった気分でいましたが、そうではないという、当たり前のことを自覚したある日の出来事でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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