SNSと育った僕ら #1

24時間ある1日のうち、あなたは何時間画面と向き合っていただろうか。今日乗っていた電車から見えた景色を思い返せるだろうか。

FacebookやInstagramなどのSNSのアカウントを1つ以上持っているのが普通だろう。最初は鼻で笑っていた「インスタ映え」という言葉も、日常生活で使われることに違和感を感じなくなってきた。

目覚まし時計を止める事から1日をスタートし、新聞やテレビで最新のニュースをチェック。そして、地図で道を確認してから目的地まで向かう。人が数十年続けてきた日々のルーティーンは、いつの間にか手元のスマホで完結するようになった。現代を生きる私たちは、スマホのない1日を想像する事も難しいのかもしれない。

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僕が編集長を務めるRe:dif. (リディフ)という若者のクリエイティブを刺激するインスピレーショナル・メディアの記事の要約版を今回noteに初めて載せる。Re:dif. 編集部では「SNS」を特集し、3週間に渡って連載していく。


SNSと若者

現代を生きる若者のコミュニケーションは、SNSや”ケータイ”の発展に大きな影響を受けている。97年生まれの自分の子供時代を振り返るとそれは一目瞭然だ。

中学生時代にガラケーを手にした。学校にケータイは持ち込めなかったため、携帯番号を紙に書いて交換していた。1対1でメールでやりとりし、年越しにはクラス全員に「あけおめメール」を送ったを覚えている。

高校時代(2012.4-2015.3)にガラケーからスマホへのシフトが起きた。スマホに切り替えたのは、高校3年の時でクラスでも最後から2番目で、ガラケーが何かと不便だったのを覚えている。入学当時に活発に使われていたMixiも半年くらいで廃れ、みんなTwitterへ移行した。
昼休みには、弁当を食べながらパズドラに夢中になるクラスメイトが多かった。1対1のコミュニケーションが主流だったガラケー時代から、LINEのグループ機能によって大多数と気軽にコミュニケーションがとれるようになった。

大学入学後も、連絡先の交換はLINE。緊急の際に友達の電話番号が分からず、電話が掛けられないという状況が何度かあった。
Twitterに加え、元々はTwitterの写真版のような立ち位置だったInstagramや24時間で投稿した写真や動画が消えるSnapchatも流行った。Instagramは、”オシャレ”な写真を投稿するだけでなく、Twitterで呟く代わりに動画を撮って気軽に投稿できる場になった。さらに、行きたいレストランをGoogleだけでなく、Instagram内で検索する人も増えただろう。

スマホやSNSの発達は、若者のコミュニケーションやライフスタイルにも多大な影響を与えてきた。老若男女問わず、誰もがワンタップで「世界と繋がれる」状態にあるが、SNSの発達と共に育ったミレニアル世代ほど複数のプラットフォームを使い分けて連絡を取り合うだけでなく、自己表現の場として活用している世代はいないだろう

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承認される快楽と「SNS疲れ」

SNSは日常の枠を超えて人と繋がったり、発信したりすることが出来、便利で楽しい。「いいね!」をもらう事で、自分が評価されたり、受け入れられていると感じたりするだろう。友達からの「いいね!」は「見たよ」という意思表示にもなっているし、遠くにいる誰かの「いいね!」があなたの背中を押してくれるかもしれない。

SNSはそのように承認される快楽を感じられる反面、生活に密着しすぎるせいで疲れの原因にもなってしまう、通称「SNS疲れ」を経験した事がある人は少なくないだろう。


元々は家族や友人の近況を知るために始めたFacebookも情報が溢れてタイムラインに目を通すだけで疲れを感じたり、単に好きな写真をまとめるために始めたInstagramもFoMO(Fear of Missing Out: 見逃す事への不安)を感じて常にアプリを開いてしまったり…。さらには、フォロワーやいいね!の数で一喜一憂してしまう。


若者にとって、スマホは何よりも近い距離感にある。そして、毎日のように複数のSNSをコミュニケーションや自己表現の場として活用してきた。SNSが発達すれば若者のライフスタイルも変わったし、逆に若者のライフスタイルもSNSに何らかの影響を与えているだろう。

スマホやSNSを中心にテクノロジーの発達の恩恵を受けながら育った若者が、今度はSNSによって精神を疲弊するのは避けられないのだろうか?若者とSNSの距離に正解はあるのだろうか。

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文:Risako Fuchigami, Klive Aguilar
グラフィック:Mizuki Nukamiya
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