今僕らに必要なエンゲージメント

消費者と新たな関係性を構築したい企業にとって”エンゲージメント”は関心を引く単語だ。企業だけでなく、インフルエンサーにとっても重要な数値だし、SNSアカウントを持つ個人でも気になる人はいるだろう。


しかし、今僕らに最も必要なエンゲージメントはSNSでのイイネやリツイートを表す”エンゲージメント”ではなく、自分自身との繋がりだと思う。

僕はそれをセルフ・エンゲージメントと呼びたい。


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SNS上でのエンゲージメント

広告やPRに関心がある自分にとって”エンゲージメント”はよく聞く言葉だ。

企業の運営するツイッターアカウントのツイートがどれだけイイネ・リツイートされたか、またはメディアの運営するフェイスブックページの投稿がどれだけクリックされたのか、そのようなSNS上での”繋がり”を示すのがエンゲージメントだ。


企業と消費者との関係性を、単なる「お金と商品・サービスを交換する関係性」から「共通の価値観を持ち、協働意識のある関係性」へとシフトさせたい企業にとっては、確かにSNS上でのエンゲージメントは重要だろう。


どのような投稿がイイネ・リツイートされているのかを知る事によって、社会のトレンドやその特定のグループの関心事が把握できる。そして、トレンドや共通の話題を把握する事によって、より強固な関係性の構築にも結びつく。



一方で僕ら生活者にとっても、エンゲージメントは気になるものだと思う。

自分はインフルエンサーではないため、1つひとつの投稿を分析する事はないが、どれだけイイネされたのか気になるのは自分だけではないはずだ。

自分の投稿にフォロワーがどのような反応をしたかを把握する事によって、投稿した話題がどれだけタイムリーなのかが測れるし、もっと言えば自分とフォロワーの関係性も測れ得るように思う。


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ノイズの大きな社会

僕らはノイズの大きな社会を生きていると感じる。ノイズとは、僕らを惑わす雑音の事だ。

家族や友人と繋がるために使っていたフェイスブックでは企業やメディアのフェイスブックページからの投稿が溢れるし、友人の呟きを把握したくて使っていたツイッターでは広告がタイムラインを邪魔する。

また、1つの決断をするにしてもグーグル検索に頼りきりだ。検索すればいくつものまとめサイト、比較サイトが出てくるし、誰の声に耳を傾ければ良いのか分からなくなってくる感覚さえある。

常に口コミサイトでの評価ばかりを気にする人だっているだろう。


このように振り返ると、自分の頭で考えて下した決断は数えられる程しかないように思うし、他人の投稿にばかり反応し、自分の内面の機微に無自覚になってしまっているように思う


これから情報過多はもっと進んでいくと思うし、AIなどによって人間が下す選択や決断の数ももっと減っていくように思う。


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自分自身との繋がり

だからこそ、今僕らに必要なのは自分と他者とのエンゲージメントではなく、セルフ・エンゲージメントだと思う。つまり、自分自身との繋がりだ。


自分の感情を自覚すること。繊細な心の動きを無視してしまうのではなく、なぜそのように動いているのか耳を傾けること。そして、生き方が多様化していく中で自分はどのように生きたいかを問うこと。

そのように、自分自身と繋がる事の重要性が高まっているのだと思う。


自分と他者との関係性やSNSでのエンゲージメントも大切だが、それらはセルフ・エンゲージメントありきなのだと思う


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