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2020/11/26 (木) - ケアマネさん、牛乳パックでマスクフレーム

今日は、自分は在宅仕事。母はデイサービス。

午前にケアマネさんが来訪。来月の介護計画や年末年始の細々とした調整、2月のショートステイ予約、薬の処方変更等々について話をする。
大声を上げる頻度が徐々に増していること、認知症の進行によるもので治ることはないと考えていることなど、母の現状を話すと、グループホームの検討を勧められた。

グループ単位で生活しながら、介護や認知症ケアを行うのがグループホーム。介助をあまり必要とせず、ある程度なら自立して生活できる人が、認知症が重くなる前に入所するのが望ましいようで、母はその条件にうまく当てはまる。問題は、費用が割高になることと、そもそも空きがないこと。

今日言われてすぐにどうこうできる問題でもないので、こちらも色々調べ、良さそうであれば入居予約をするといった形にしようかと思う。

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台所で、空になった牛乳パックが目に留まり、マスクフレームを作ってみることにした。

マスクフレーム…というものがあるのである。
呼吸する際、マスクが鼻孔に貼り付いて苦しくならないようにとか、化粧がマスクに移らないようにするとか、そういった目的でマスクの中に入れて使う。下の写真のような感じのもの。

20201126_マスクフレーム

自分は人からもらって2か月ほど前から使っているが、こと呼吸に関してはなかなか楽で良い。ただ、呼気が結露してフレームにつくのが気持ち悪かったり、微妙にフィットしない感じもある。

結露はともかくフィット感に関しては、自分で作ってカスタマイズしちゃえばいいのだ。そもそも最初に見たときから「これ作れそうだな」と思っていたし。と言うことで、作り始めた。

1. 材料は牛乳パック。防水性とコシの強さを考慮した。

20201126_牛乳パック

だが、使い捨てと割り切るなら、ある程度しっかりした紙なら何でもいいだろう。ボックスティッシュの空き箱なんかでもいいと思う。
なお、牛乳パックを利用する場合、紙どうしを貼り合わせている一辺から切り開くこと。


2. 牛乳パックを3cm幅に切り出す。横方向…牛乳パックを輪切りにする方向で切り出す。
幅については、鼻が高い人なら3.5~4cm、鼻が低い人なら逆に2.5cm程度にするなど、それぞれ調整すること。

20201126_テープ状に切り出す

3cm×28cmのテープ状の紙になる。紙が重なった部分は、貼り付いている部分を取り除く。

20201126_取り除く


3. 折れ曲がっているところに、5~6mmほどの切れ込みを入れる。両サイドに行う。

20201126_切れ込み1


4. 折れ曲がっていないところにも、真ん中あたりで 5mmほどの切れ込みを入れる。

20201126_切れ込み2


5. 少し捻るようにして、紙の端と端を重ねる。

20201126_捻って重ねる

ピッタリと重ねず、少しずらしても良い。顔の大きさや鼻の形に合わせて適宜調整すること。

20201126_少しずらしてもよい


6. ホチキスで留める。針の尖った部分が外に出るように、内側から留めること。

20201126_ホチキス1


2箇所留める。金属が鼻に当たることになるので、金属アレルギーがある場合は、上からテーピング用のテープを貼るなど工夫されたし。

20201126_ホチキス2


外側から見た図。見てわかるとおり、ホチキスの場所はだいたいの見当でかまわない。要は、使っている最中に動いたりしなければ良いのである。

20201126_ホチキス3


7. 顔に接する部分の縁を、外側に折り広げる。直線的にカッチリと折るより、いい加減にモニョモニョと折った方が、顔への当たりが柔らかくて良い。

20201126_折る1


8. 外側の縁を内側に折り込む。

20201126_折る2


9. ここまでできたら、顔に当てて、 鼻に当たる部分 の大きさを調整する。マスクから大きくはみ出る場合は、ハサミで切って形を整える。

20201126_調整


10. こんな感じで完成。鼻の部分は少し丸みを帯びるように、指で押さえて形を整えると良い。

20201126_できあがり


余裕があれば、尖ったところの角を落とし、丸みを付ける。尖ったままだとマスクに引っかかって、毛羽立ちやすい。
でも、面倒なら別にしなくてもかまわない。

20201126_丸みを付ける

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着けてみると、こんな感じ。

20201126_着けた感じ

見慣れていないこともあって、見た目の違和感は正直ちょっとある。でも、呼吸は確実に楽。プラスチック製のものよりも、結露が少しマシになったような気がしないでもない。

紙で作っている物なので、サイズや細かな造作は適宜カスタマイズすることを推奨。たとえば、現在のサイズでは、鼻の先がマスクに触れる。化粧の付着対策としては不十分かもしれない。サイズを少し大きくするなど工夫が必要。
ただし、あまりサイズを大きくしすぎて隙間が大きくなると、肝心の感染予防効果が落ちてしまうので注意すること。

材料の調達も工作も容易なので、気楽に作って、すぐに使い捨てる方向で。寸法や位置決めにこだわって、作るのが億劫になるよりも、思い立ったときに、いい加減にササッと作れるというのが、本工作の狙いである。

以上、マスクの息苦しさに悩んでいる人のご参考になれば。

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新型コロナ。11/26 午前 (日本時間) の時点で死者数増加が、アメリカ2300人強、ブラジル620人前後、メキシコ810人強、ロシア510人弱、インド520人弱、フランス380人強、イタリア720人強、イギリス700人弱。
世界全体での今日1日の感染者数は、548,000人弱の増加。

日本では、今日一日で感染者2504人増加、死者29人増加。東京481人、大阪326人、神奈川254人、愛知198人、福岡53人、沖縄74人。北海道256人。
(出典: Worldometer、NHK)

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