「藤田、今度からタクシー業界の記事を書いてほしいんだけど」

こうして、1年前からタクシー業界に関する記事のライティングが始まった。初めはタクシードライバーという仕事に就く人たちがどのようなキャラクターを持っているのか、想像もつかなかった。「どちらまで行かれますか」「ありがとうございました」…その丁寧な言葉や所作からは、どこか厳格で真面目で堅いキャラクターが想起される…私も最初はそう思っていたのだ。

取材・ライティングを始めて1年羽田営業所で出会った森さんは、中途入社で国際自動車（kmタクシー）で働くベテランタクシードライバーだった。取材の中では、お客さまに対するホスピタリティであったり、仕事のやりがいやこだわりについて掘り下げていく。その過程で、何気なく聞いたプライベートの話を聞くと、次第にタクシードライバーの「見え方」が変わり始めたのである。

【ドラマー仲間に誘われた、kmタクシー】
-森さん、入社のきっかけについてお聞かせいただけますか？

高校を卒業してから、トラックの運転手として働いていたんです。ある時、体を壊してしまって重い荷物を運ぶのが難しくなり、転職を決意してタクシードライバーに。ま、ぶっちゃけ決め手になったのは、ドラマー仲間からの誘いでしたけど。

-へ、ドラム仲間？
私が高校生の頃はバンドブーム真っ最中でした。青春はドラムに捧げましたね。捧げた、というか今も現役なんですけど。ちなみに「聖飢魔Ⅱ」のファン。

-なんと、ドライバーの素顔がデーモンだとは。

【「音楽好き」という素顔の人、意外とたくさん】
-まさか、ドラマードライバーだとは（ドラマードライバー？）。

いえ、意外といるんですよね、音楽好きドライバー。営業所ではお互いの趣味の話をしたり、音楽が趣味の方とはバンドを組んで、明け番の時に時間を合わせて練習したりしていますよ。

-そうなんですね。青春が終わらずに続いている…！

kmタクシーには様々な趣味の方がいらっしゃいますので、他にもこんな感じでサークルが出来上がっているみたい。

-そういえば、この前「今からバレーボールしに行きます！」って言ってるドライバーさんを見かけたような。

【ドライバーは「一人で働く」だけじゃない。】
-ぶっちゃけ、タクシードライバーって乗務中は一人じゃないですか。だから、一人でいるのが好きな人が多いと思っていました。

タクシードライバーと言うと確かに「一人での仕事」というイメージが強いかもしれませんね。ですが、営業所ではドライバー同士で様々な情報を交換してお互いを高め合ったり、休みの日には時間を合わせて趣味を楽しんだりと、コミュニケーションが盛んでとても楽しい職場ですよ。仕事中はもちろん一人ですが、自分の頑張り次第でお客様の満足度や報酬も変わるのでやりがいの大きい仕事ですよ。
森さん、本日はありがとうございました！

仕事の流儀、そしてプライベートの話を聞く中で、段々とタクシードライバーという仕事の本当の姿が見えてきた。森さんのドラマーとしての素顔。もしかしたら、タクシードライバーたちの中にはまだ、「別の顔」を持つ人たちがたくさん隠れているのかもしれない。

取材にご協力いただいた国際自動車株式会社（kmタクシー）様の情報は、

◆国際自動車株式会社コーポレートサイト
https://www.km-group.co.jp/

◆求人採用サイト
https://www.km-recruit.jp/

◆kmグループ（国際自動車株式会社）新卒採用
instagram：https://www.instagram.com/kmgroup_recruit

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