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なんとなーく将来が不安な私が「ワーク・シフト」を読んで。

本書は、2025年の世の中において、必要とされる働き方とはいったいどのようなものなのかというのを、楽観的な視点と悲観的な視点の両方から書いています。漠然と迎える未来には孤独で貧困な人生が待ち受け、主体的に築く未来には自由で創造的な人生があり、自由で創造的な人生を送るためには、働き方をシフトする必要があるという内容です。

本書を読もうと思った理由は、
① 自分の将来に対して漠然とした不安があるから
② 将来HRで事業を起こしたいという野望のために事業立案のアイデアを得るため

の2つです。読書初心者の私にとって、全386ページというのは膨大な量で何度も途中で投げ出しそうになりましたが、なんとか読み切ることができました。

本書を読んでよかったのは、「漠然とした不安」から「はっきりとした危機感」に変わったということです。今までは、自分が何に対して不安を抱いているのかも分からず、もちろんその不安を払拭するためにはどのように行動していいかも分かりませんでした。この状態ではいずれ、本書で紹介されている「ゆでガエルの法則」で死んでしまうカエルになってしまう可能性があります。
(ゆでガエルの法則:カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、生命の危機と気づかないうちにゆであがって死んでしまう。ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの大切さ、難しさを戒めるたとえ話の一種で、おもに企業経営やビジネスの文脈でよく用いられるそうです。またひとつ勉強になりました。)

ゆであがって死んでしまうカエルのようにならないためにも、本書で紹介されているこれから起こるであろう①テクノロジーの進化②グローバル化の進展③人口構成の変化と長寿化④社会の変化⑤エネルギー・環境問題の深刻化といったような変化をしっかりと認識・体感しその上で、①知的資本(専門的な知識と知的思考力)②人間関係資本(人的ネットワーク)③情緒的資本を身に付け強化することを意識することが、まずは自分にとって重要であると思いました。

SNSは、LINEとInstagramしかしていなかった私が、最近になっていきなりTwitterやFacebook、さらにはnoteにまでアカウントを開設し積極的に投稿している理由は、上記の②人間関係資本を身に付け、強化するための第一歩であり、このようにできることから自分の行動もシフトしていこうと思います。

https://www.amazon.co.jp/ワーク・シフト-―-孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉-リンダ・グラットン/dp/4833420163


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