謎解きフェスの意義について

※この記事は「体験型イベント Advent Calendar 2015」の記事です。

こんにちは。いや、こんばんはでしょうか。


大阪は道頓堀にある時解さんよりお送りする本日の『体験型イベント Advent Calendar 2015』。

お相手は、地方大好きチケット大好き日本酒大好きのハテナボックスまえさこです。


ご覧下さっているほとんどの方が「はじめまして」だと信じて、

少々、自己紹介をさせて頂きましょう。


改めまして、まえさこと申します。

企画集団ハテナボックスで共同代表をしており、

謎イベント製作者の末席に加えて頂いている次第です。

本業はIT系某社のSEです。Facebookには全部出てますがね。

一時期、大量にチケットを取っては布教して回るという奇怪なことをやっていたため、

(その際にTwitter等で大々的に人を集めていたこともあって)

チケットの人と覚えて下さっている方もおられるかも知れません。

最近では同じようにして日本酒を布教している感じです。


と、自己紹介はこの辺にして。


地方のことを書こうかなとうっすら思っていたところ、

昨日にreturn;0のニアくんが書いてしまったのをみて、


「うおおうおう、先にテーマ書いておけばよかったあああうあうああ」


と思いましたが、気を取り直して行きます。



謎解きイベントのフェスについてでも考えましょうか。



謎解き関連のフェスは近年増えて来ましたね。

今までのフェス系イベントを列挙してみましょう。


<終了>

・謎フェス

・謎祭り2013

・謎フェス2013

・ナゾガク学園文化祭-ナゾ学祭2013

・こうべナゾトキパーティ

・北の謎から~2013冬~

・北の謎から2014~初夏~

・ナゾガク2014-ナゾトキ学園の日常

・謎祭り2014

・謎キャン2014

・謎フェス2014

・大阪謎の陣

・ナゾガク2015-ナゾトキ学園の青春

・こうべナゾトキパーティ2

・北の謎から2015夏至

・九州謎祭り2015

・謎祭り2015

・大阪謎博2015

・大阪謎の陣2015

・PLEAZ

・謎解きだヨ全員集合!2015

・東北謎博2015

・ナゾガクEX01-ナゾトキ学園の合宿


<今後予定>

・博多パトランド-PAQ-

・神戸パトランド-APE-

・愛知なぞ煮込み

・キャンガク2016


……書いていて眩暈がしてきました。


ずいぶん増えましたね。特に今年(2015年)はほぼ倍増ですか。



さて、フェスとはどういうものなのか、もう一度考えてみましょう。


フェスの定義は曖昧なもので、

上記に挙げたもの以外でもカウントして良いイベントもあるかも知れません。


簡単に条件を列挙してみると、

・ 複数の団体(もしくは製作者)が

・ 同一会場内にて複数並行で

・ 別々のコンテンツを

・ ハシゴ可能なスケジュールにて開催する

謎祭りあたりの判定が怪しくなりますが、

あれがフェスであるということを否定する人はそう居ないと思われるので、

フェスのカテゴリに含めております。



なぜ、我々はフェスを開催するのでしょうか。



簡単に言うとお祭りをやりたいんですよ、我々は。


学園祭とか近所の神社のお祭りとか、

準備している間、常にワクワクドキドキしているじゃないですか。


あのヒリヒリしているけれどもテンションの高い期間が恋しいのです。



しかし、こと謎解きイベントのフェスという点では、

もうちょっと違った意義があると考えています。



謎解き系イベントが広まるきっかけとなったSCRAPさんが

ほぼインディーズみたいな形で立ち上がっていることにも起因していると思いますが、

謎解き業界はプロとアマチュアの距離が比較的近い状態にあります。

(とはいえ、越えられない大きな壁があるわけですが)


逆に、セミプロみたいな団体が既に多数存在しており、

クオリティもモノによってはプロを凌駕するものも出現しています。


つまり、既に実績ある団体は単独でイベントを行うことができる

体力もスキルも持ち合わせているのです。



それでは、新たに作ろうと考えている人はどうしたら良いでしょう。



既存の団体の門を叩くのが一番の近道でありますが、

単独で立ち上げようとすると、いろんな問題に突き当たるわけです。


一番の問題は会場。そして宣伝。


恐らく多くの方がその壁にぶつかって断念しているのではないかと思います。



もっと簡単に、手軽に公演を行うことが出来ないのか。

その答えがフェスにある、そう私は考えています。


個人で新たに会場手配のルートを切り開くより、

確保されているリソースを割り当ててもらったほうが、

より製作に専念できます。無論、フェス自体で宣伝してもらえます。


参加者側からしてみると、新しい出会いのチャンスが広がるわけです。

もしかすると将来大人気になるかも知れない団体の立ち上げに立ち会える訳です。


こんなWIN-WINの関係はそうそうありません。



ああ、いけないいけない、かなり長くなってしまいました。



私が申し上げたいことはこういうことです。


・ 新たな人たちがチャレンジする場としてフェスの場を大事にして欲しい。


・ 荒削りかもしれない新規団体を、温かい目で見守ってあげて欲しい。





・ そ し て も っ と フ ェ ス や ろ う ぜ !




まあ、そういうことです。




あ、言い忘れました。


・ フェスやるなら教えろ。う ち も 出 ま す ! ! !


はい、お後が宜しい様で。






蛇足ですが、1/23(土)に開催されるIGDA主催『SIG-ARG 謎解き分科会 謎解きカンファレンス』に

パネルディスカッションのパネリストとして出演させて頂くことになりました。


地方イベントのこれまでとこれからについて、地方団体さんをお呼びして討論します。


ご都合がよろしければぜひ足をお運びください。




明日は、謎解き業界が誇るなんちゃらな「さとう!」さんが、

もっとためになる、もっと役に立つすごい文章を上げてくれるはずなので、

この上無い期待を持ってお待ちください。


『体験型イベント Advent Calendar 2015』、本日のお相手はハテナボックスまえさこでした。

それでは良い年末を。

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