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8月25日。ロヒンギャ難民危機から1年。

2017年8月25日。去年のこの日を機に起きてしまったミャンマー国内でロヒンギャ民族に対する過去最悪の大弾圧。数ヶ月で70万人以上のロヒンギャが隣国バングラデシュに避難し、最近の調査では約24,000人が軍の掃討作戦により殺害されたと言われている。

「ロヒンギャ大虐殺を忘れない日」。本来温和である彼らはこの日をそう名付け、怒り、悲しみに暮れている。私は争いは反対だ。平和的解決を望む。互いの信頼関係を築く事は何より大切。ミャンマーの発展は素晴らしい。しかし被害者の苦悩や記憶は決して都合よく闇に葬られてはいけない。そこに在った命が無かったことにされてはいけない。

改めて亡くなった人たちの冥福を祈ると共に、全く光の見えない問題について自分なりによく考えてみたいと思う。そして真実を撮り続けたい。

バングラデシュ、クトゥパロン・ロヒンギャ難民キャンプにて。2018年2月撮影。

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