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7つの循環①主体性を発揮する

スティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」が素晴らしいのはいうまでもないが、その概念が行動に結びつき、習慣化するまでのプロセスが個人の意思の力に頼らざる得ない為、多くの人が実際に習慣化に挑んでみるものの、身につけるのが困難である事が実情ではないかと推測する。

習慣化に至るまでの過程が個々のライフスタイルによって異なるのだから、誰にでも当てはまる7つの習慣に基いた具体的な行動を提示するのが困難であるのは当然である。

しかし、自分なりに出来るだけ、多くの人が、しかも毎日取り組み、実践出来る7つの習慣に基づいたアクションプランの提示に本日より、1週間、挑戦していきたい。

行動を循環させ、習慣へ。

7つの習慣改め、7つの循環。

1日目は「主体性を発揮する」

では、主体性を発揮する事を考える前に、まず、主体性を発揮出来ない場合を考えてみたい。

自分の場合、場の空気に飲まれていた場合は間違いなく主体性を、発揮出来ていなかった。

日本は特に同調圧力が高く、空気を読まないといけない環境の多い事から、まず第1の習慣である「主体性を発揮する」でつまづいてしまう人も少なくないだろう。

何十年もかけて磨いてきた「空気を読む」習慣に打ち勝つ事ほど困難な事も確かにあるまい。

そこで、自分が提唱したい行動習慣はまず、自覚的に「深呼吸する」という事だ。

深呼吸といっても侮るなかれだ。

普段、日常的に自覚して深呼吸に取り組んでいる人がどれくらいいるだろうか?

いや、むしろ日本の社会において、自覚的に深呼吸を取れている人はもう既に主体性を発揮しているといってもいいとさえ考えている。

言うまでもなくなく、普段の呼吸は無意識に無自覚に行われ、我々は生命活動を維持している。

しかし、この無自覚、無意識がくせ者で呼吸という我々の生命維持に必須の身体運動を自覚的な運動と比して、軽んじられている傾向があるといえよう。

古来より禅やヨーガ、最近ではマインドフルネス等を通して、この能動的な呼吸の意識が注目を浴びているが、これこそ、呼吸に意識を向けることによって、主体性を取り戻す最も効果的なワークに他ならないからだ。

スマートフォンから目を離し、1日、数回から心ゆくまでの深呼吸。

これこそが空気に流されない、自分に息を吹き込む小さな一歩、行動習慣と考えるがいかがだろうか?

息を吐き 息を吸いては 取り戻す 己の空気 己の力






人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。