RTAのチャート構築のやり方

こんにちは、結月です。

RTA動画や配信なんかを見ていると、「チャート」という言葉が度々出てきます。

これはRTAをやる上で、どの様にゲームを進めていくかを書き記したものだと考えていただけると概ね正解です。

このチャート、人によって作り方や考え方が全く異なっていることはご存知でしょうか。

今回は私なりのチャート構築のやり方を記事に起こしていきます。

手で書くということ

私の場合はチャートを作成するにあたって、まずは全て手書きでメモすることにしています。

どんなメモかは作品によりますが、例えばカービィボウルの場合は1-1でどんなパワーで打ってどこでAを押す、コピー能力のタイミング、などです。

実際のメモがこちら。

画像1

字はかなり汚く殴り書きに近いものですが、これはそもそも後で読もうと思って書いたわけではありません。

理由は後で語るとして、こんな感じで全てのコースに対して手書きでメモを取っています。

結構な作業量です。
更新点があった場合も同様に書き加えています。

で、このメモ書きをするにあたってですが、チャートを作成するにはその方法が出来るかどうかを思いついて検証する必要があります。

これもまたカービィボウルで例えますと、このルートでいけそうだな、と思ったものは全て自分でゲームを動かして検証します。

その過程でもっと良いルートが見つかったり、無理だったり、そもそも遅くて没にしたりしますが、検証の中で最も良いものをチャートに書き記すわけです。

どうやって思いついているのか気になった方もいますよね。いるよね?いるって言ってください。

私がチャートを思いつく時はゲームをやっていない時の方が多いです。

カービィボウルに限らず全てのゲームでそうですが、私がRTAの短縮案を考える時は脳内にゲームの盤面を想像しています。

脳内シミュレーションして、何となく出来そうだと思ったことを実機で確認するという作業がチャート作りになっているということですね。

テトリスをやり込んだ方には分かるかと思いますが、ビルとビルの隙間に長いビルを差し込んだらビル全部消えるじゃん!という思考と似ています。

まあ立派なゲーム脳ですね。

というわけでここまでをまとめると、脳内にゲーム盤を作ってシミュレーションし、実機で検証して手書きで全てメモする。

というのが、私のチャートの作り方の基盤になっています。

読めない手記

私のチャートメモが全くもって読めない殴り書きで書かれているのは理由があります。

私の場合、基本的に手書きして実際に動かすとだいたいが記憶できます。

これは大多数の方に当てはまるのではないでしょうか。

試験勉強なんかでも、書いて口に出せば覚えられるという話もありますよね。

同じことで、手書きした上でRTAをやってみると体に染みつくかのように覚えていけます。

実際、カービィボウルやスマブラSPのチャートはいつでもすっと出てきます。

ただ欠点があるとすれば、チャートを流れで覚えるせいで途中の部分を抜き出すことが難しいというのがあります。

急に6-7の攻略が分からないから教えてください!って言われると、6-7ってどんなコースだっけ?となるわけですね。

とはいえこれはあまり無いケースなので、これから新しいRTAを始めるのであれば、この方法はおすすめです。

面倒臭がらずに手書きしてみてください。

ちなみに、手書きをしていないホッピングガールこはね ジャンピングキングダム-黒兎の姫-のRTAはいまだにチャートを覚えていません。世界一位なのに。

チャートをくれたるなそるさん本当にありがとう。

覚える、理解する

RTAにおいて、覚えることと理解することは違います。

覚えるというのは、チャートを記憶から引き出して使うことが出来るということです。

チャートを覚えておけばRTAを走る事が出来ます。

そして理解するというのは、チャートを引き出した上で応用をすることが出来るということです。

RPG系列のRTAでは、チャートをただ覚えているだけではイレギュラーに対応できないことがありますよね。

チャートを覚えてなぞるだけでは、応用するには至らないですね。

手書きのメモを作成すれば覚えることは出来ますが、実際にプレイしないとチャートの理解には及びません。

覚えるための手書きは有効なものですが、RTAを始める際には理解するというステージまで自分を引き上げることが大事……かもしれません。

もし、イベントなどで一発通しをする場合はしっかりチャートを理解して、リカバリに活かせるようにしておくと安心ですね。

以上が私なりのチャートの組み方、覚え方でした。

何かしらの参考になれば幸いです。

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