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よくある質問:どのくらい海外出張がありますか?

個別相談会や業界説明セミナーなど、開発コンサルタントや国際協力の仕事を志す方々とお話しする際によくいただく質問のひとつがこちら。

入社したらどのくらいの頻度・期間の海外出張がありますか?
初出張はいつごろですか?

答える際に心苦しいのですが、「従事する案件によるので、一概には言えない」としか…お答えできないのです…。
本当に、かなり、違うんです。

そこで、2023年1月~12月の出張を例に、KMC社員を比べてみました!
まず結果から見てみましょう。

これくらい違います!!
私も聞いて驚きました。
各項目について、もう少し詳しく見ていきます。

比較対象

日本の民間企業様とお仕事をすることが多い国際ビジネス支援部(国ビジ部)と、JICAから受注するODA(政府開発援助)案件の実施が多い中小零細企業開発部(中小部)の社員を比較しています。

出張回数

国ビジ部員の行き先は民間企業様の進出先に多いアジア地域に6回、中小部員は同部が強みをもつ中南米のスペイン語圏に3回渡航していました。この3回のうち1回は、中南米内を移動して違う案件2件分の出張を続けて行ったそうです。私たちは「横滑り」と呼んでいます。

総出張日数

国ビジ部員の方が倍の回数渡航しているのですが、総出張日数は中小部員の1/3以下でした。企業様と実施する案件では、顧客企業様と一緒に渡航することがほとんどです(例に挙げた部員の場合は100%一緒でした)。次の項目にも関係しますが、海外進出を検討するためとなると役員レベルの方が渡航されることも多く、その場合はあまり長く日本を不在にできないことから1回の渡航日数が短めになることが多いようです。

出張1回あたりの現地滞在日数

国ビジ部員の1回あたり現地滞在日数が短めなのは前の項目で書いたとおりですが、中小部員は反対になぜ長めになるのかを聞いてみたところ、「移動だけで3~4日かかったりするので、1回の渡航を短く2回、3回の渡航をするよりも1度の渡航で長く作業する方が経済性や効率が良い場合がある」とのことでした。

国内出張回数

開発コンサルタントというと海外出張のイメージが強いかもしれませんが、国内出張もあります!
国ビジ部員の場合は担当する企業様を訪問するために出張していたとのことでした。1泊2日の日程が多いようです。

入社から初出張まで

お声がけした中小部の社員は、たまたま入社から初出張までの最短記録:歴代2位の社員でした。1位の社員は入社3日後です。
初出張までの期間は、入社後に担当する案件に大きく左右されます。しかし、元々「この案件に入ってほしい」というニーズがあって募集→採用という流れだった場合は、入社から出張までの期間が短い傾向にあるようです。


いかがでしたでしょうか。
いつも皆さんからの質問にハッキリお答えできなくてごめんなさい、こういうことです。

同じ国ビジ部員間や中小部間でも、担当案件によって全く状況は異なりますが、あくまでも一例として参考になれば嬉しいです。


KMCウェブサイト↓


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