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KMCの「合宿」とは?:国際ビジネス支援部合宿レポート

KMCには、基本的に全社員が参加する「合宿」というイベントがあります。
コロナ禍により、2020年以降は実施を見合わせているのですが、これまでに19回開催されており、業界団体である(一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)の方も「KMCは合宿が特徴ですよね!」と言っていたくらい、業界内では認知されていたりもします。

この合宿では、全員で会社(=KMC)の方向性を議論します。
KMCは中長期的に何を目指すか?
その達成のために必要な具体的なアクションは何か?
どのようなものを「KMCの文化」とするか?
などの内容を、立場(コンサルタント/ジュニア・コンサルタント/バックオフィス担当)や入社年次の関係なく、意見を出し合って決めていくのです。

そのため自然と全社員が「経営視点」を意識することになります。会社から言われたことをただこなすのではなく、「自分たちは何を目指したいか、そのために何をするか」を自分たちで決めることで、強い目的意識と質の高い成果を出せる仕組みになっているのです。


全社合宿の再開を検討するにあたり、KMCに4部あるコンサルティング事業部のうちの1つ、国際ビジネス支援部(国ビジ部)で合宿を実施してみました。
ここからは国ビジ部員による、合宿のレポートをお届けします。

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「なんか、ものすごく頭を使った…」
これが、初参加だった合宿の全日程を終えた私の感想です。

国ビジ部は、日本の民間企業の海外進出支援を中心に行う部署です。JICAの民間連携事業に関する業務だけでなく、海外展開を目指す企業様への直接コンサルティングサービスを提供していることもあり、営業活動も活発に行っています。
実は、KMCの社長が部長を兼務している部でもあります。そのため今回の参加メンバーは、社長+国内に在住する社員5名、の6名です。

そんな国ビジ部の合宿は、営業活動1日を含めた2泊3日で開催されました。
2日目の朝10時からが、「合宿」の始まりです。
社長から今回の合宿の背景や目的についてのお話があり、軽いアイスブレーキングをしたあと、ファシリテーションは部員の手へ。
部の運営方針などに関わる議論のファシリテーションを、各部員で分担して行います。今回話し合った主な内容はこちら。

・KMC/国ビジ部の存在意義
・個人目標と中長期的なKMCの方向性の擦り合わせ
・今後3年間の国ビジ部の目標設定
・上記達成に向けた国ビジ部の分析(強み、弱みなど)
・国ビジ部の今期活動計画
・部内の役割分担

これらを議論するには、特にファシリテーターが、会社の方針・部の方針・今回の目指す成果物のカタチをしっかり理解している必要があります。そして時間は有限!時間管理や各部員の発言量にも気を配らなければなりません。
終始頭をフル回転させました。。

こうした議論をして良かったのは、各部員がそれぞれ何を考えて業務にあたっているかが共有されたことです。
各部員の夢を共有する時間もあり、日々の中で「あ、これ○○さんが関心あるって言ってた!」と思い出して情報共有することが増えました。「夢は公言すると叶いやすくなる」といいますが、こういうことなんですね。

みっちり議論を行った後には、リフレッシュを兼ねてオリエンテーリングも実施しました。
KMCのオリエンにはしっかりお題が出されます。今回はこちら。

合宿地のPR動画を撮影しよう

まさか、会社の合宿で動画作成センスが問われることになるとは思っていませんでした。油断ができません。。

ヒーリング動画をつくる人
字幕・編集までつくりこむ人
YouTuberとしての可能性を感じさせる人
などなど、部員の個性が表れて盛り上がりました!

新型コロナウイルス感染症の第7波拡大前だったこともあり、夕食は懇親会もかねて、参加者全員でとりました。

…ここまで皆さん一緒の行動だったので、翌日もそういうものかと思っていました。「朝食は7時からです」と言われたので7時に会場に向かったところ、誰もいない…?
後から知りましたが、KMCの合宿は時間と段取りが決まっているもの以外は各自のタイミングで構わないそうです。
「朝食開始時間に来る人と、当日のプログラム開始ギリギリの時間に来る人とで大体分かれるよ!」と先輩が言っていました。

その自由度の高さは、2日目の議論(半日みっちり行いました!)を終えたあとからもうかがえました。合宿の解散地は…旅館。そこから散策してもいいし、お土産を見てもいいし、別のところに行ってもいいし、すぐ帰ってもいい。
道理で往復の新幹線の時間に関する連絡がなかったわけだ、と納得しました。
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KMCの合宿とは、個人の想いを共有しつつ会社としての方針を決めていき、ものすごく頭を使ってみっちり議論をするけれど気分転換のアクティビティもあり、皆で参加するけど個人の自由度が高い、そんな場であるようです。

なお、今回のトップ画像は国ビジ部員がオリエンテーリング中に撮影した涼しげな川の写真です。
以上、国ビジ部の合宿レポートをお届けしました!


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