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ファンタスティックベイビーズの話のひとつまえ

王子で、guizillen(ギジレン)という劇団が舞台を上演しています。
『ファンタスティックベイビーズ』というタイトル。
いきなり本題から書くの久しぶりだなぁと思って文字を打っている今、まさに上演中です。
この公演で受付をお手伝いしています。
連日、王子は雨です。一日だけ晴れましたが雨です。そんな雨の中、たくさんのお客様がいらっしゃってくださり、舞台が始まって終わっての日々です。
舞台の本番がお祭りだとしたら、お祭りまでの準備である稽古だとかそういう部分には参加せず、お祭り本番の楽しい時間だけご一緒させていただいていて、贅沢なもんだ、おめぇ贅沢してっぞ、と自分に話しかけています。分かってるさ。贅沢させてもらってるさ。ありがとうしかないです。

本公演のこと早く話せよと思われていたらすみません、少しズラしますね。ずら。
ギジレンさんは4年ぶりの本公演。おかえりなさい。
その間、ギジレンとは別にプロデュース公演として辰海さんやギジレンの作品はありましたが、ギジレンとしては4年ぶり。
4年前は私が初めてギジレンに出ることの出来たお祭り1ヶ月公演でした。それも同じく王子。
やあ、懐かしい。それっきりにならず、大好きな人たちと細かろうがなんだろうが繋がっているものがあることが嬉しいなぁと感じています。
お客様の中には、その時観てくださった方、その時ご一緒した仲間がいたりして、懐かしいなぁ。
その一方で、今回ギジレン初めてなんですという方も多いと思います。
なんたって23歳以下は無料!わあ!
きっかけはなんだって構わない。観劇だとか舞台だとかギジレンだとかを経験してもらえたら嬉しいよねぇ。昨年ご一緒した俳優さんが私のツイートを読んでくれて観に来てくれました。言葉にして文字にして良かったなぁと思いました。


さあ。書いてみよう。あ、絶対にネタバレになる話を書いちゃうと思うので、明日観るのでネタバレはちょっと…すみません…って方がもし読んでましたら、そっと閉じていただけますと、ウィンウィンです。


何から書けばいいのやら。
とても現実と空想の狭間にいました。
目の前で生きている人の目の前で起こっていることを観て、知って、笑ったり泣いたり想ったり絶望したりして、希望も持ったりして、目の前で起こらなかったことをたくさんたくさん考えてしまいます。

お姉ちゃんとヒロはどんな大人になっていくのだろう。
ひろしのYouTubeが爆発的でなくとも長く続いていくといいな、親子の希望であり続ける時間が長くあるといいな。
動物園さんはどんな時間を生きてきて何に葛藤し何に救われてきたのだろう。
リリとケータが、アシタカとチチタカとお母さんが、一緒にいて楽しいといいなぁ。楽しいまま生まれ変わりがあるなら、してほしい。
残された家族や友達、小林さんやカヤは深く息を吸えているだろうか。どうかどうか。
アレフさんが力を得るまでにどれだけの絶望を見たり知ったりしているのかなぁ、マナブのこれから先にもアレフさんがいるといいな。マナブのこれからが生きやすい世の中だといいな。
アイナの小さな幸せが長く続いてほしいな。花束が枯れる度に絶望しないでいてほしいな。
ファチィマさんはどれだけの努力をして日本で働いてくれているのかしら。子どもたちは楽しく暮らしてくれているだろうか、理不尽なことは消し去ってやりたい。
ミヤタさんとみーちゃんがこの後、何度夜のサイクリングをすることになるのだろう。妻さんはどれほど悔しいだろう。見えるものと見えないもので苦しみが増えすぎないといいな。
ジョーカーの優しい優しい心が、いつか安心出来るような人と巡り会えていたら嬉しいなぁ。


希望を抱いてしまうな。他人の人生ほど。愛しいなと感じた人はなおさら。
きっと登場人物たちはこれまでも、そしてこれからも、何度も、ああもう無理だ、もういいかってなるんだろうな。続いていく幸せと続いてしまう絶望はいつも隣り合わせだもんな。すっごく他人の人生だから言うけれど、どうかその度に、大きく息を吸って、座ったり寝転がったり、後ろや横を見てみたりしてほしい。前は別に向かなくていいから。前ばっかりはつまらないから。どんなに長くそこにいたっていいから、時計の電池を抜いてしまわないといいな。でも決して生き続けることだけが正しいわけではないけど。昔に思ったよりあるんだよな、生きてて良かったなと思う小さい楽しさや喜びとかって。小さいけど、あるんだよなぁ。そりゃね、反対のこともあるけど、うん。

なんか思ったことだけつらつらしていこう。
なんかね、観ていると自分の人生の中で出会った人のことや起こったことをたくさん思い出してしまっています。悪いことではない。それだけではないことです。直接的に思い出すこともあれば、感覚が似ていて思い出すこともあります。
でもわし、あ、上手く打てなくて急に貫禄のある一人称になっちゃいました、失敬。私の人生のその出会った人たちは、今どうしているかなぁとも、思っています。ただただ、笑っていたらいいなと思います。

舞台のこと話したいことはたくさんあるんですけど、人に直接話したことでもう一度書くのもなぁ。ほななんで書き始めたんやという話なんですけどもね。

あのね、ファンタスティックベイビーズ観てると楽しい時間の中に現実の痛さが混ざっていて、海で遊んでいる時に危ないクラゲとか深い底に恐れてしまうような、ん?この例えピンと来ませんね。まあ、その、そんな感じです。
楽しいんだけど、一言で表すにはとっても難しい。そもそも一言で表そうだなんて無茶ですね。何事も。

本当にどの役もね、考えちゃうんですよ。その後とかその前だとかを。私の見ているこの子たちですら、ほんの一部分だから、必死に知ろうとしちゃうんですよねぇ。終わりにするときの、その一瞬のことも。最後に見た景色や感情や痛みだとか。
考えるって、想像するって、すごい大事なことじゃないですか。今は特に、ネットの世界が強いから。ほんの一部分だけで全てにしてしまうから。嘘か本当かから疑わないといけないですもんね。やあねぇ。

受付のとこにいると、本番中いろんな服装の役者たちが通っていきます。面白い。みんな着替えがたくさんあるので大変そうだけどどの役も素敵です。一瞬の役も素敵。

ちょっと待って、本当にしっかり書きたいからあれだわ、台本買って読みながら書くわ。そうするわ。なんかそうしたいと思ったからそうするわ。だからちょっとこのnoteの記事のタイトル変えなきゃ。今は、ファンタスティックベイビーズという舞台を観ましたというお話、にしているけど、変えます。何にしよう。

あ、そうだ。オープニングにダンスがあるんですけどね、最高です。かっきいです。許されるならば内輪持ってペンラ持って体揺らしたい。そこだけ応援上演にしてほしい。でも何やら、この今書いているときに上演している回は手拍子が起こっていたような。
みんなが素敵な表情とポーズをしています。
ダンスも揃っていてかっきいです。各々が楽しんでいるのが伝わってきて最高です。あと何年ぶりに聴いたんやという曲、やはり良い曲だ。照明や幕の開きでの登場も最高ですね。全シーンスタッフキャストが作り上げているものですが、特にここは上がりますねぇ。

よし、続きは台本買ったら書く。
出来れば終わる前に書きたいな。の気持ち。自己満さ。残しておきたいのさ。

ケンタッキー食べたのにお腹が空きました。
お腹が空くっていいな。

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