見出し画像

Interview by Kotaro『Mephisto』前編

 Kotaroは、Mephistoの本名であるが、Mephistoの事を一番知っており、傍で客観視している方なので今回インタビュアーとしてお願いしました。

Kotaro:今回は、よろしくお願いします。
Mephisto:よろしくお願いします。

目次
1.音楽を始めた経緯
2.学生生活との両立
3.『Riot』を始めた理由

1.音楽を始めた経緯

Kotaro:まず音楽を始めた経緯を教えてください

Mephisto:もともと音楽は、生活の一部みたいなものでMichael jacksonの『Heal the world』と言う曲を初めて聞いたとき、号泣しちゃったんです(笑)
その時から漠然といつか自分も誰かを感動させるような人になりたいなと思い、学生生活では、バンドを組んだりしていました。本格的に自分で楽曲制作をするようになったのは、10代最後の歳の19歳の時(2021)に叔父さんが結婚するってなって食事会に行ったとき親戚のおじいちゃんから「10代最後の歳なんだからやりたい事やってみたら?」と言われて自分の中で本気でやりたいと思えることは、なんだろうと思った時に音楽だなと思い、たまたまbeatとラップで完結できると当時は、思っていたのでAKAIのMIDI Padを購入してBandlabというDAWを使ってBeat makeから始めました。

Kotaro:何もわからない状態からBeat makeから始められる方は、中々居ないと思うんですがBeat makeから始められた理由は、ありますか?


Mephisto:自分の周りもそうなんですけど、ラッパーとして今活動している人は、元々Hiphopが好きだったり、サイファーして居たりしてから流れでって感じの人が多いんですけど僕は、元々JrapもちゃんとHiphopとして認識して聞いていたのは、ONION名義の「音の葉 REMIX」くらいでtype beatっていう概念も知らなかったんです(笑) だから、自分でbeat作るし無いなと思い、作ってましたね。しかも、最初は、打ち込みとかも知らなかったんで手打ちでやってました(笑) 今は、結構type beatとか友達が作ってくれたbeatを使っているので最近、リハビリ中です。 あとは、釈迦坊主さんの「Supernova」とCPCPCの「Fantastic allnight」という曲をHiphopを知ろうとしたときに出会って自分でmixもbeatもしてると知って、自分で全部完結させたいなと思ったからと言うのもあります。

Kotaro:音楽を始めてから生活がかなりガラリと変わったように感じますがどのような音楽活動をされていましたか?また、Hiphopから学んだこととかありますか?

Mephisto:そうですね、良くも悪くも人生に多大な影響を及ばしたと思います。最初の頃は、たまたま通っている大学に何故かラッパーがちょこちょこ居て、PLVNETというラッパーに出会いました。彼もまだ曲を作り始めたばっかりでJrapの歴史や韻の大切さは彼から学んで今でも自分の中では結構曲を作る中で核になっていますね。それで、納谷橋LUSHってとこで初ライブさせてもらったり、栄のプリンスホテルってところで地元が同じでバンド活動しているyamato♪にback djをお願いして、Live活動をしていました。サブスクに自分の曲をリリースできるって知ったときは、「自分の名前Apple musicとかに残せるのやばくね?」っていう軽い気持ちで音楽初めて3カ月くらいで作った『Life is not perfect』というアルバムとか今でもお世話になっているDefさんにアートワークを依頼してもう消しましたが一年で3枚ほどアルバムを出しました。クオリティ的に聞かせれるものではないので今流されると恥ずかしいですけど良い経験だったなと思っています。
 Hiphopからは、沢山の事を学びましたね。学生時代は、級長や生徒会活動とか行う中で様々な人と関わってきました。その中で、「なんで皆良いところあるのにお互い仲良くなれないんだろう」とか「なんでそんなことで怒るんだろう」と、結構人と人の関係や親にも良く注意されるんですけど自分の性格上他人の事を優先しすぎるといったことから高校から軽い鬱みたいなものになったりしていて、トイレで一人冷や汗を大量にかいて保健室に居る日々が多かったですね。高校生活は、色々あって自分の個性の出し方とか人間関係とか上手くいかずに虐めみたいなものに遭っていたので最悪って感じでしたけど初めて人生で自分の事を受け入れてくれた元カノのおかげで色々頑張れました。Hiphopにそこから出会って本当に良い意味でも悪い意味でも『自由』なことが凄い好きで過ごしやすい空間が多いですね。そのせいで地元の仲良かった友達と疎遠になったりしますけど本当に濃い人生を歩めていると思います。一般的に悪いと言われる立場や状況に出会ったりすることが多いですがやはり、ニュースなどで取り上げられているのは、そういった経験をしてこなかった人たちが一種の催眠のように言っていたなと今では思います。ラッパーの皆さんは、上下関係僕は嫌いですけどそこから色々学んで、礼儀も正しいですし、何より優しい方が多いですね。自分が今恵まれた環境に居ることも影響していますけど、会ったときに毎回「おつかれ」って手を合わせたりするの好きです(笑)

Kotaro:学生生活では彼女に出会ったのがかなり影響があったなと僕も感じます。Mepshitoさんの事をよく見ていて学生生活と音楽を両立させていることについて度々中途半端であったり、ラッパーごっこと言われてきていたのを見てきたのですが、両立についてはどう考えていますか?


2.学生生活との両立


Mepshisto:最近は、やってる事の規模だったり、関わっている人が本当に良い人ばかりなので言われなくてなりましたが昔は、よく言われましたね。結構、コンプレックスでした。でも、自分ならやれるっていう変な自信と学校辞めたから凄いわけではないという事をずっと周りを客観視して思ったからですね。自分で言うのも何ですが僕は、結構行動力はあるほうだと思います。この性格のおかげで、CPCPCとして活動していたコカツさんとご飯に行ったり今では、LINEなどで連絡をとりあったり、Qujaさんなどの今も現役のレジェンドと言っても過言ではない方と関わらせて頂いたり、イベントを開いたりできていると思います。大学も行ってバイトもして音楽もして大変に思われるかもしれませんが学校辞めたらそれはそれで自分は、毎日稼働して意味わからないくらい動くと思いますけど、これでも毎日曲作る週があったり、いろんな人に会いにいあったりできるので特に不自由さは、感じた事がないです。学校辞めて音楽に専念して毎日音楽に対して本気で活動している人もいますが、結局ただキャパオーバーで逃げてダサいなと自分の中では思っているので今も普通に大学通って就職活動も終わらせました。やっぱり、人としての一般的なゴールをKotaroにしてほしかったのと親が安心するなと思ったからですね。

Kotaro:私もやめそうなタイミングは多々あったと思いますがMepshisto君は、人を率いる立場になることが多いので人として成長することの出来る大学は、通っていて良いと思います。
これまで音楽活動や経緯について聞いてきたのですが主催イベントの『Riot』を始めたきっかけなどあればお聞きしいです。

3.『Riot』を始めた理由


Mephisto:まず初めに言いたいのは、僕だけではなく、残り二人の主催のomochakunnとBATYがいるからこそ成り立っているイベントです。Riotは、元々Kaka4と自分はやるつもりでした。前居た界隈と仲が悪いとか嫌いとかではなく、純粋に自分がやりたいことできていないし一回自分一人で動いてリスタートしてみようと思い、その行動を起こすきっかけみたいな出来事があったので自分一人で関係をほぼ全て断ち切って動いてみました。そこで、Kaka4に出会って自分が全く知らなかった界隈で活動していたので作っている曲や行っている事全てに衝撃を受けました。そこでたまたまアニメやカードゲームの趣味があったので仲良くなって一緒に曲を作りました。『Deserve』はそこで初めて二人で作った曲なので自分の中で初めてできた前向きな曲ってこともあり結構好きです。そこから導かれるの如く、桜Jという後輩からLig.を教えてもらって「こんな人愛知に居るんだ!仲良くなりたい!」って思って鬼の長文のDMを送って寿司食べに行きましたね。最初は、なんだか掴めなくて怖いなって思っていたんですが話していくにつれて誰よりも人間していて好きですね。Lig.に自分の曲いいねされるとうれしくなるくらい友達ですけど1アーティストとして今も尊敬しています。そこから定期的に刈谷に行くことが多くなってLig.周りと仲良くなって、たまたまイベント被ったことあるYamira limilは、かっこいいなと思っていたのでDMしたら三週間くらい未読で鬼勘ぐったんですけど返信来て、今では多分週1くらいでは何故か会ってるくらいの温泉仲間になりましたね(笑)
 元々、イベントをやりたいと言う気持ちがあったのでこのメンツなら愛知のシーンを変えれる、良い風を吹かせる事ができると思い色々なオーガナイザーさんのお話を聴きに行ったり自分がイベントを出る中で経験して来た事からT.Tは、しっかり1ヶ月前に出して、フライヤーなども早めに準備するという自分の中では当たり前っていうルールを作ってBATYにomochakunnを紹介してもらって出会い、2/12に『Riot vol_1』を開きました。

Kotaro:『Riot』は、主催3人である事や愛知では中々見ないフライヤーであったり特徴がると思うのですが『Riot』を行う中で気を付けていることなどはありますか?

Mephisto:まず主催3人というのがかなりでかいと思っています。昔は遊びにしても何にしても偶数が好きだったんですけど最近は、奇数が好きですね。3人だと二人が意見の出し合いをしてる時にもう一人が客観的な意見を言ってくれたりするんです。僕とomochakunnは、今では仲良しなんですけど最初は、僕はアーティストとして動いて来たからこその意見、相手は、消費者側としての意見を出すのでかなり食い違うことがあったと感じています。本気でやりたいイベントだからこそ意見を出し合ってたんですけど毎回BATYは、喧嘩してると思って心配してくれでした(笑)そーゆーユーモアな奴が一人いるだけで和やかになるし、BATYは、絵を描くだけじゃなくて楽しんで描けるのでフライヤーを一緒に作ったりアイコン制作をお願いしたり助けられてます。omochakunnは、アーティストとしての活動をして来ていないのに色々な案を出せて、自分は何もしてないっすてよく言うけど、消費者側から生産者側に回ることってかなり難しいことだと思うんですけど、それができているので本当にすごい奴だなって思います。何より陽キャラです。Riotで気を付けている事は、演者に対してのリスペクトとT.Tですね。僕は、仲間皆んなの事が本当に大好きなんですよ(笑)今の環境は、皆んなが皆んな音楽に本気でお互いアドバイスし合ってて、そのアドバイスに対して対立の姿勢を取らずに自分の意見も交えて切磋琢磨し合っています。Kenpachiのおかげで自分は、自分の中でのハモリを理解して曲のクオリティも良くなったと自負しています。その中で友達だからって出てもらうのではなくこーゆーコンセプトだからこの人にはこの時間に出てもらって、前後の組み合わせなども大切にT.Tは皆んなの曲を聴きまくって作っています。その為交通費など音楽でお金を生み出せるような環境も作れるように頑張っています。イベントで利益を生み出す事は大切ですし、その為にイベントをしているオーガナイザーさんも居ますが自分は、利益とかは求めていなくてチケット代もこの値段を払う価値がある場所だなと思って値段提示しています。Riotは、皆んなの居場所ていう事が強いのと意味として〈暴動〉と言う意味もあるので愛知では何か起こしたいなと思いこれからも続けるつもりです。あと、Riotは、BATYが急に言ってきた単語で良いなと思って採用しました。そしたらなんか「Riotなんたら〜」ってずっとあいつは、歌ってました(笑)周りが皆んな良い奴だからこそ良いイベントになっていると思います。

Kotaro:この2年Mephisto君を見ていて今が一番生き生きして、他人のために動くことも苦に感じず、これからも良い方向に皆んなで向いて動けていると思います。僕にできなかった事をやれていて羨ましいです(笑)

Mephisto:人であるKotaroがいるからこそMephistoは、成り立っているので感謝しかないです。いつもありがとうございます。そうですね、誕生日の日にケーキを、もらったんですがちょっと泣いちゃいました(笑)これからもRiotは続けて自分もアーティストとして誰かの日常に寄り添える曲を作りたいと思っています。

Kotaro:まだまだ聴きたい事はありますかまた長くなってしまったので前編はここまでにします。ありがとうございました。

___________________________________________
〈Mephisto〉
Twitter
https://mobile.twitter.com/mephisto_kmc
Instagram
https://www.instagram.com/mephisto_kmc
soundcloud
https://on.soundcloud.com/ejdA4xL6dBnbtGbc6
各配信先リンク
https://www.tunecore.co.jp/artists/Mephisto

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?