見出し画像

Kis-My-Ft2“7人”と“6人”


“今でもキスマイが好きですか?”

私が中学を卒業する時に未来の自分に向けての
手紙に書いていた。

7人だったKis-My-Ft2。
6人になって初めてのライブツアー。
主に新体制のキスマイライブに参戦した話。
(あくまでも私が感じたことを書くので、流し見
してください…!)

キスマイを好きになって約9年。
キスマイ・藤ヶ谷担として過ごしました。
初めて好きになったアイドルで全ての基準を
私にくれたのがキスマイ。
辛いことや嫌なことがあってもキスマイが
存在することが生きるモチベーションだった。

“7人”から“6人”へ

新体制“6人”のKis-My-Ft2。
「やっぱり私にはキスマイしかない!」
そう思いたかった今回のライブ。
今まで参戦したライブの中で1番席も近くて、
嬉しかった。
演出も曲も最高。
さすがキスマイだなと思った。
でも、ライブ中ずっと違和感があった。

毎年驚くような演出・選曲をしてくれて、
Kis-My-Ft2として魅力を毎年どんどん
更新してくるキスマイが大好きで、
「このために生きて来たんだ。」
「頑張ってきた自分へのご褒美だ。」
とふわふわした気持ちで夢を見ているような
時間を過ごしている感覚に陥っていた。

でも、今回は違った。

7人で歌っていた曲の北山パートを
他のメンバーが歌っているのを聞いた時、
“Kis-My-Ft2北山宏光”はその場に存在せず、
キスマイが6人になってしまったことを実感してとても寂しくなった。
ライブ中の北山パートは、他のメンバーが
歌っているのになぜか北山くんの声がする気が
して、もしかして被せてるのかなと思った。
でも、冷静に考えれば自分の頭で勝手に変換されていただけだった。

私が初めて参戦したのはミューコロ。
初めての生キスマイ。ドキドキ。
そこで聞いた“Dream on”。
藤ヶ谷担だけど、北山パートが大好きだった。
その聞き慣れた北山くんの声が今回のライブでは
藤ヶ谷パートに変わっていた。
もう北山宏光の声を音源でしか聞けないと
思うと、北山宏光がキスマイにいないという
現実を突きつけられたように感じた。

ライブ中に感じた違和感は
“7人”ではなく、“6人”になった
キスマイだからだった…

“6人”になるということ

北山くんの卒業が発表された時、
「やっぱり…」
と思ってしまった。
ネットニュースで脱退が噂され、
いつからかMCが北山くんから宮田くんになり、
ライブのMCも北山くんが話す回数が減ったと
耳にする。
楽しそうにMCでメンバーにいじられる北山さんはどこにいってしまったのと悲しかった。

ネットニュースで脱退が噂され始めた時、
どうせまた嘘だろうと思った。
どちらかと言えば、メンバーが辞めたいと言った時に引き止める側だと思っていたから。

「個人仕事は全てキスマイのため。」
1番と言っていいほど、キスマイに情熱をかけていたと思うし、私がキスマイを見てきた中で
北山くんは1度も手を抜いている瞬間を見たことがない。

キスマイがテレビに出ることは嬉しい。
でも、この時期7人でテレビに出ると
「みっくん元気ない。」
「北山くんどうしたのかな?大丈夫?」
そんな言葉を見ることが増え、私自身もそれを
とても感じるようになっていた。
“想花”のメイキングでのメンバーの発言も誰かが抜けるのかなと考えてしまうようなものも
あって、初めて見た時驚いたことを思い出す。
この時から話し合いをしていたのかな。

いつからか、7人でいる時の北山くんを見ることが辛くなった。
だからこそ、卒業が発表された時に納得してしまったのかもしれない。
卒業発表翌日、北山くんはブログで思っていることをたくさん綴ってくれた。
北山さんはやりたいことをやるためにはキスマイを離れることと考えて前に進む決断は、
THE 北山宏光だと思った。
8月いっぱいで北山宏光がいないKis-My-Ft2に
なるのが現実では無いと思った。

ついに迎えた最後の8月
“7人での出演は最後です。”
と言われて歌番組に出ていた。
“Kis-My-Ft2の北山宏光です”が聞けなくなる。
でも、私は北山宏光がキスマイからいなくなる
イメージがつかなくて最後ではないと信じたかった。

Kis-My-Ft2“7人”最後の日。
北山くんはファンクラブ動画で報告してくれた。
それを見ても全く実感が無かった。

そんなこんなで北山宏光はKis-My-Ft2を卒業。InstagramやYouTubeで元気な姿を見せてくれた。
それと同時にキスマイは6人になった。
6人になって初めてのシングルをテレビで披露した。
久しぶりに歌番組にキスマイが出られたことに安心した。
いい曲だと思った。
でも、なんかしっくり来なかった。

“7人”のKis-My-Ft2

Kis-My-Ft2が“7人”で私たちの前に存在しない
ことが悲しい。
藤ヶ谷担だからきっと6人になってもずっと応援できるかもと思っていたけど、ライブに参戦して
気付いた。
Kis-My-Ft2が好きと言い続けてきたけど、
私は“7人”のKis-My-Ft2が好きだったんだ。

“7人7色”
このブログを書きながら、
久しぶりに「Let you go」を聞いている。
この曲も好きな曲の1つで失恋ソングとして出されたものだと思う。
でも、今聞くと北山宏光を思い出して涙が出る。
この曲が披露されたのは少プレのみで、ライブでは披露されたことは無い。
キスマイは名曲がたくさんある。
テレビ・ライブで1度も披露されたことのない名曲も多い。
欲を言えば、7人のKis-My-Ft2で歌って欲しかった曲はたくさんある。
やっぱり、7人の声がひとつになってKis-My-Ft2だと思ってしまう。

Kis-My-Ft2は7人の頭文字で出来ているグループ。
デビューして1人もメンバーが欠けていないキスマイを誇りに思っていた。
“1人”と聞けば大したことないように感じる。
“7人の中の1人”
グループ1人1人の存在は大きいことを実感した。

北山宏光卒業発表の翌日、メンバーはブログで
北山さんに向けての言葉を送った。
話し合いをしていく中で
“7人のKis-My-Ft2”であることを
重要視してくれていたことは分かった。
Kis-My-Ft2を6人で頑張ると決めたことはすごい。
大きい決断だと思うからこそ、応援したい。
でも、ライブを見て違和感を感じてしまったことで簡単には受け入れることができなかった…。

キスマイはずっと7人でいてくれるという自信がどこかにあった。
キスマイは“7”という数字を大切にしてくれていた。だからこそ、7周年は濃い1年だった。
他グループで脱退などが相次いで時期の
Yummyのツアーでは、1人1人が最後に挨拶を
してキスマイは大丈夫と安心させてくれた7人がいた。
キスマイは大丈夫。いつでも会いに行ける。
そう思っていたのに…。
まさか7人じゃないキスマイを見る日が
来るなんて。

“6人”と赤

今回のライブで最後に歌った「ともに」。
ツアー初日、「ともに」が始まると会場が赤に染まったことを知った。
そして、参戦当日の「ともに」。
周りがどんどん赤のペンライトでいっぱいになった。
その瞬間、ファンの思いがひとつになった。
あの景色を見て、6人はどう思ったのだろか。
新体制になって初めてのライブ。
6人も不安に思っていたと思う。
6人の気合いを感じた。
北山宏光がいるKis-My-Ft2で見たかった姿が
これだと思った。

初めてキスマイが紅白に出ることが決まった年。
初めての海外公園で台湾にも行き、ドームツアーも成功。
紅白はキスマイにとってもファンにとっても
長年の夢の舞台だった。嬉しかったな。
キスマイの頑張りを認めてもらえる日が来たと
思った。
この勢いがあれば、国立も夢じゃないと思った
ファンも多いと思う。

その後すぐにコロナ禍。
勢いが止まってしまったような
キスマイに悲しさを感じて
私もキスマイから気持ちが離れていた。

北山くんは
「花火があげられる会場でライブをしたい。
国立でライブしたい。」と話していた。
今までキスマイは期待を超えてくるグループだった。だからこそ、国立でキスマイの7人を見れる日が来ることを楽しみにしてた。
北山くんがいるKis-My-Ft2に国立の景色を
見せてあげたかった。
7人のKis-My-Ft2が国立競技場に立って
キラキラしている姿を見たかった。

“今でもキスマイが好きですか?”

未来の自分は、胸を張って今のキスマイが好きと言えなくなっていた。
過去の自分は、きっと数年後の自分もキスマイが好きに決まってると思っていた。
なぜなら、キスマイ7人のKis-My-Ft2があたりまえに存在していると思っていたから。

7人のKis-My-Ft2が好きだった。
でも、7人の中にいる北山宏光を見るのは辛かった。だからこそ、北山さんが決めた道を応援したい。とべばんで久しぶりにMCをしている北山さんを見ることができて嬉しかったな。

キスマイを嫌いになったわけではない。
キスマイが好きなのは変わらないと思う。
でも…これからは
キスマイ好きだけど、7人の。
になるんだろうなと思う。


私の心の中のKis-My-Ft2はずっと7人のまま。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?